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子どもの心を引きつける教師に共通していることは何か

 子どもの心を引きつける教師に共通しているのは、明るく元気でよく働き、気持ちが安定していて、子どもの言動にアンテナを高くして敏感であり、「あとでね」を絶対に言わない。
 忙しい合間をぬって、運動場で一緒に遊んだり、始業前や放課後などに、子どもと何気ない会話に興じている教師は、子どもからの信頼度が高い。
 一言で言えば「授業がうまくて、明るくて、元気で、人間味にあふれる先生」である。
 日々の学校教育は、情熱的で前向きで元気な先生によるところが大きい。
 教師に求められることは
(1)
子どもに対する愛情と温かいまなざしと励まし
(2)
仕事への情熱と誠実さ
(3)
厳しさとやさしさ
こうした指導が、子どもの心にしみこむのである。
 子どもは、笑顔、励まし、まなざしの中で「元気」と「勇気」が湧いてくる。
「自信」と「達成感」と「居場所」が子どもにあることだ。そのためには、授業、友だちが必要条件になる。
 なかでも、わかる授業を日々、子どもに提供しているかどうかが要になる。
 教師の的確な発問に子どもたちが元気よく答える。子ども同士のうなずきや問い返し、共感や支持など、学び合い、支え合う学習集団があるかどうかである。
 真剣に学ぶ規律ある教室の空気が子どもたちの落ち着きをつくりだし、学びを深める。
 子どもたちは、意見を発表することで学級に居場所を感じ、授業に達成感や自信をもつ。
 そのためには、子どもたちへの深い愛情と専門的な指導技術が伴ってこそ、日々の実践が成り立つ。
 また、教師は人間の先輩として
(1)
よく学ぶ先生がよく教えることができる
(2)
人間的な温かさと協調性をもつ(ユーモア、気配り)
(3)
社会的な常識と責任感をもつ(あいさつ、返事、身のこなし)
などが求められている。
 学校で授業をしているときだけが教師の仕事ではない。
 教師の人間性や人格そのものが、子どもにとって「教科書」「お手本」である。
 その意味で教育は奥が深いし、教師の責任は非常に重い。
 子どもは、日々成長し「毎日が旬」である。教育は、子どもたちが元気に生きていくことへの限りない励ましである。
「実は、先生に出会ったおかげで、今の自分がある」と、教え子に言ってもらえたら教師冥利に尽きる。
(
明石一郎 大阪府公立小学校教師、全国同和教育研究協議会事務局長 大阪府教育委員会指導主事、貝塚市立小学校校長を経て関西外国語大学教授
)

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