小学校の母親が求める「よい担任の先生」とは、どのような担任か
小学校の母親が求めるよい担任の先生とは、どのような担任なのでしょうか。
小学校は一人の先生が一つのクラスを、授業から生活まですべて見守るシステム。だからこそ親の願いはただ一つ「よい先生に受け持ってほしい」です。
でも「よい先生」の条件ってどのようなものでしょうか。
そこで、小学校ママ100人委員会の母親に、過去にわが子を受け持ってもらった小学校の担任の先生についてアンケート調査をしてみました。
その結果は
(1)奇跡と思うほど、よい先生:23人(9.2%)
(2)よい先生:111人(44.5%)
(3)そこそこの先生:77人(30.9%)
(4)まったくダメ先生:38人(15.4%)
でした。
アンケートを見ても、母親たちが求める「よい先生像」はいろいろですが、代表的な「よい先生」の条件は
(1)わかりやすい授業(先生の本分はこれでしょう)
生活科で育てたにんじんでクッキーを作って、にんじん嫌いな子にも食べられる工夫をしたり、ほかの先生にはない工夫が魅力的でした。
(2)「ほめ」じょうず(子どもたちのやる気をアップ)
親が気づかなかった子どもの様子を本当によく見てくれ、しかもじょうずにほめてくれます。
それで子どもは張り切り、ますますがんばり、目に見えて成長しました。
(3)魅力的な人柄(子どもにだって伝わる!)
去年の担任は子どもたちに大人気。
個人面談で私ともさまざまな話題に花が咲きました。
(4)豊かな学級通信(心の交流を形にしてくれる)
私の娘は手のかかる子で、先生はかなり苦労し、努力を重ね信頼を得ました。
そんなエピソードを含めた「もうひとつの学級便り」が最後の懇談会のときに配られました。読むと感激で涙。すばらしい先生です。
(5)トラブルへの対応(フットワークの軽さが必要)
子ども同士でもめたことは、必ず親にも状況を報告してくれます。
何かトラブルがあったとき、先生は必ず、子ども自身にじっくり話し合いをさせます。しかも解決するところまで見守ってくれる。
そのほかにも、「えこひきしない先生」「冷静な先生」「ちゃんとしかれる先生」などの声がありました。
(小学校ママ100人委員会:女性雑誌「Como(コモ)」(ファション、美容から料理、子育てまで幅広い記事を掲載)のアンケート部隊)
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