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子どもはほめて育てるのが一番よく成長します、私は子どもを見る目を変えることを、子どもに教えられた

 「どの子にも、どの先生にも、必ずいいところがある」という先入観をもって子どもや人を見ることで、人を見る目を変えることができる。
 ある子どもが、偶然、友だちのよいところを見つけて、私に知らせにきた。よほど知らせたかったのであろう。
 私は、驚きながらも
「えらいね。Aさんのいいところを見つけて、先生に知らせるなんて。すごいことだよ」
「きみを見直したよ。他人のいいところなんて、知らせたくないのにね」
と、この子をほめた。
 そのことをクラスのみんなの前で話した。そして、
「このクラスは、とてもいいクラスだよ。友だちのいいところを見つけて、先生に知らせるなんて」
「日本一のクラスだよ。先生はうれしくてたまりません。だから、クラスみんなをほめます」
と言って、パチパチと拍手をした。
 これが契機となって、子どもたちの「告げ口」の内容が一変した。
 それとともに、私の目も変わってきた。子どもに教えられた。子どもに教育されたのだ。
 子どもを見るとき
「何かいいところはないか」
「今までにない、新しい、いいところはないか」
という目で見るようになった。
 自分のクラスだけでなく、隣近所のクラスの子どものいいところを見つけては、担任に
「Bくん、見かけによらず、やさしいね。女の子に手を貸していたよ。いい子が育っているね。先生の指導の賜物でしょう」
などと話した。
 その先生も喜んでくれ
「先生は、いつも子どものいいところばかり見ているのですね。まねをしなくては」
と言った。
 このことは、徐々に子どもたちにも広がり、教師の間にも広がっていった。保護者にも広がっていった。
 子どもはほめて育てるのが一番よく成長します。もちろん、ときには叱らなくてはなりません。叱ることで、ほめる効果が出るのです。
 私は「自分で、自分をほめる」ということを身につけて、自分を成長させました。
 ほめるということは。ほめられた人も気持ちがいいが、ほめた人も気分がよくなるのです。
 たくさんほめ、自分もほめて、楽しい人生をおくってください。
(
有田和正:19352014年、筑波大学付属小学校,愛知教育大学教授、東北福祉大学教授、同特任教授を歴任した。教材づくりを中心とした授業づくりを研究し、数百の教材を開発、授業の名人といわれた
)

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