« 教師が陥りやすい思考パターンと、ストレスで心身に悪影響を及ぼさないようにする具体的方法とは | トップページ | 学校に厄介な要求・苦情を言う凶暴な保護者の4タイプと、どう対応すればよいのでしょうか »

叱られたと感じさせない、ほめられていると感じさせる叱りは、どのようにすればできるのでしょうか

 子ども自らが、反省し改善に向かう力を身につけさせるのが「叱り」本来の目的です。
 子どもはほめられることが好きです。
 子どもが「ほめられている」と感じることができるような叱り方を意識していきたいものです。
 子どもたちが「叱られたと感じさせない」ような「上級の叱り方」をするには、どのようにすればよいのでしょうか。
1 自分も認められたいという思いにさせる
 どんな子でも、他の子を意識しています。
 友だちが教師にほめられると、自分も同じように認められたいと、良い行動を見習おうとします。
 その習性を理解すれば、叱り方にも効果的に応用することができます。
 例えば、
(1)
授業中に姿勢が崩れてきた時、正しい姿勢で学習している子をほめるようにします。
(2)
素早く準備させたいと思えば、早くできている子をほめます。
 そうすれば、できていない他の子どもたちは、それに触発されて自然に正しい行動に改善していきます。
2 その子を期待しながら叱る
 子どもを伸ばすために叱るのです。
「先生に期待されているから叱られる」と思わせる叱り方をします。
「先生は、やればできる子を叱る」
「きみなら、分かると思うから叱る」
と伝えることで、子どもは自信をもつことができます。
 成長しようと、素直に叱られることを受け入れ、反省することもできるようになります。
3 叱られることを、素直に受け入れる姿勢を子どもにつくる
「叱られることは、大切にされていること」と、子どもに伝えよう。
 子どもを叱るときは、
「素直に叱られることはすばらしい」
「きみは伸びる子だ」
と、必ずつけ加えることが重要です。
 教師のひと言で、子どもは叱られることの真の意味を理解し、成長するための姿勢を身につけるようになります。
 叱りを受け入れる姿勢ができている子には、教師はより良くなるように指導したいと思うものです。
(
中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校教頭。子どもを伸ばすためには、叱り方が大切と「叱り方&学校法律」研究会を立ち上げる。教育関係者主宰の講演会や専門誌での発表が主な活動だったが、最近では、一般向けのセミナーでの講演や、新聞や経済誌にも意見を求められるようになる)

|

« 教師が陥りやすい思考パターンと、ストレスで心身に悪影響を及ぼさないようにする具体的方法とは | トップページ | 学校に厄介な要求・苦情を言う凶暴な保護者の4タイプと、どう対応すればよいのでしょうか »

叱る・ほめる・しつける」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 叱られたと感じさせない、ほめられていると感じさせる叱りは、どのようにすればできるのでしょうか:

« 教師が陥りやすい思考パターンと、ストレスで心身に悪影響を及ぼさないようにする具体的方法とは | トップページ | 学校に厄介な要求・苦情を言う凶暴な保護者の4タイプと、どう対応すればよいのでしょうか »