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ある保護者が生徒の生活状況について質問や不満を毎日、午後8時を超えても電話対応を強いられ、1時間以上となることがある。電話に出られない場合は激昂する。どうすればよいか

 教師は保護者に対して必要な説明をすることが校務であるので、対応することが必要である。
 しかしながら、保護者が毎日1時間以上の話を強要したり、電話口で怒鳴る等の不相応な対応を続けるのであれば、それ以上の対応を打ち切るといった対応をすべきである。
 特に、勤務時間外に保護者との電話対応に応じることは、教師の法的義務の範囲外であり、教育的配慮からの自発的行為である。
 ただ、保護者との信頼関係を維持するために、法的義務がないことを前提に対応方針を確立することが求められる。
 教師は、対応時間を区切って対応すること、対応の注意点マニュアル等を整理し、マニュアルに沿って対応する。
 教師単独での対応が困難であれば、速やかに管理職による対応を開始する。
 教師一人で対応を強いられる電話での協議は可能な限り避け、複数の人による面談で対応するなど、バックアップの態勢を整える必要である。
 解決の糸口が見えない場合には、早期に弁護士に相談して対応を検討することが求められる。
(近畿弁護士連合会 民事介入暴力及び弁護士業務妨害対策委員会)

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