聞く態度が身についていない子どもがいるとき、どう指導すればよいか
授業中に、担任や友たちが話をしいても聞いていない。「話を聞きなさい」と注意しても効果がない。どうすればよいでしょうか。
聞く態度を身につけるためには、聞く態度とともに、聞く技能を高める必要がある。
聞かざるを得ない状況をつくり出すことによって、聞くことの必要感が出てくる。
それとともに、聞く技能を子どもたちにしっかりと身につけさせることも必要である。
聞く態度を育てるポイントは
1 後で話の内容を誰かに発表してもらうと予告する
話したことを、後で話の内容を誰かに発表してもらうと予告し、聞かざるを得ない状況をつくり出す。
2 目で話を聞く
教室に「目で聞く」と書いた紙を掲示し、目で聞くことの大切さを話す。
話している子どもの方を向いて聞いている子どもをほめるようにする。
3 話している人に反応しながら聞く
うなずきながら聞いたり、納得がいかない場合は、首をかしげることも大事である。
4 書きながら聞く
連絡帳に、聴写をさせることで、毎日のトレーニングになる。
そして、書き取らせた文章を、確認のため読ませるとよい。
「先生、もう一度言って」と、子どもが聞き返しても、二度は言わないことを事前に約束しておく。
(山田 一:山口県公立小学校教頭)
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