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子どもたちは、どんな叱られ方だと素直に聞け、どんな叱られ方だといやな気持になるのでしょうか

 私は、子どもたちに、
「どんな叱られ方だと素直に聞けますか?」
「どんな叱られ方だといやな気持になりますか?」
と、聞いてみました。
 子どもたちの答えは
〇熱血的なお説教がダラダラ続くと、最初は「悪かったな」と思っても、そのうちに「ハァー、謝る気なくなった」って思う。
〇一気に「ビシッ」て、叱ってくれれば、納得さえいけば「あ、本当に悪かったなって思う」
〇全然、言い分を聞いてくれないガミガミタイプはいや。
「そうか、そういう気持ちでやっちゃったのか」って共感してくれて、
「でも、それはこういうことで、まずかったよな」って話してくれるとちゃんと直そうって思える。
〇自分のその行いが、どのようなところで迷惑をかけているのかが、ちゃんと分かれば直せる。
〇具体的に、どこが悪いのか教えてくれると直せる。
〇人と比べたり、昔の悪い(本人の)話を持ち出してくるといやだ。
 それより「〇〇やって楽しい?」とか反省させるのがいいな。
〇やさしそうに言うより、ビシッと厳しく、はっきり叱られた方がいい。
 子どもたちの答をまとめると、
(1)
核心をついて的確に、短く、ビシッと叱る。
(2)
子どもたち本人が「何を直せばいいか」がちゃんとわかるように叱る。
といいってことでしょうか。
(
滝本 恵:埼玉県公立中学校教師
)

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