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5月の連休を過ぎるころから、生徒は気のゆるみが見えはじめます、どうすればよいのでしょうか

 5月の連休を過ぎるころから、気のゆるみが見えはじめます。
 生徒は子どもです。放っておくと、けじめのないクラスになります。
 そこで、けじめのある明るさを教師が導いていくのです。教師は「笑い」と「まじめ」を表現する顔を自分で訓練しましょう。
 例えば、おもしろいことを話す中に、教訓めいた話が入るとします。教訓のときは、むずかしい顔をする。その後、破顔一笑するといった具合にです。
 目で笑ってても、ひきしまった顔をする。「百面相」という言葉がありますが、教育的「百面相」も努力次第でできます。
 体での表現もそうです。生徒と、うちとけてワアワア遊んでいても、心まで遊んでしまわない。しかし、生徒から見たら、心から「のぼせ」ているように動き回れる教師になることです。
 私は寄席が好きで、テレビで観ます。落語家のあの表情は、すぐに役立ちます。庶民的な雰囲気の中に、けじめの表情の大切さを教えてくれます。
 生徒に対して、親しさと指導のけじめを、教師がもつことです。
 例えば「人づて行動」がよいと思います。
 人づてに聞いたときには、面と向かって、教師から聞くよりもうれしいものです。
 先生が自分たちのことを陰で、そんなに「心配している」のか、あるいは「ほめている」のか、と知るときほど、生徒が真に受けとめられるものはないでしょう。
 さりげなく行われたら、なおのことです。
 教師は、その生徒をどうにかしようと思うから「叱る」のです。誤ちをしたりした時は、毅然と叱ることが大切です。
 「可愛くば、2つ叱って、3つほめ、5つ教えて、よい子にはせよ」という歌があります。
 今回は許そうと思うこともあろうが、やはり一度は叱ることが必要です。叱ったときには反抗的態度をとることもありましょうが、やはり叱るべきです。
 厳しく叱った後、場の雰囲気では、他の教師による説得が効果があります。「生徒指導は夫婦の呼吸」でといわれます。叱る教師もいけば、救う教師も必要です。
 叱るコツの5か条を次に示します。
(1)許すこと、許さないことを明らかに
(2)大勢の中で個人を叱るな(教師と生徒、一対一で叱ると生徒は素直です)
(3)熱い言葉で叱れ(厳しく、本気で)
(4)追いつめて叱るな(逃げ道を残して、古傷までえぐるな)
「生徒の気のゆるみ」は、やはり教師がつくっているのです。「教師の気のゆるみ」といってもよいでしょう。
 初心にかえること、4月の開幕の時期の緊張感を思い出してほしいものです。
(陣川桂三:1939年生まれ、福岡市立中学校教師、福岡教育大学附属中学校教師、福岡市教育委員会指導主事、中学校長、福岡市教育委員会部長、福岡大学教授を経て退職)

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