困った子どもに出会ったとき、教師はどう接すればよいのでしょうか
教師に叱られる子どもの気持ちになってみると、叱られたときは、だれだって「自分が悪い」とは思っています。子どもなりに反省もしています。
しかし、教師に面と向って言われるだけだとカチンとくるのです。先生が叱られる子どもに対して何もしてくれないからです。冷たいからです。
厳しく注意されたり、怒られたりすると、子どもは「自分は愛されていない」と思ってしまいます。ですから、教師の思いとは逆の方向に走ってしまうのです。
まずは、あたたかく接しましょう。
例えば、忘れ物をした子どものために、いろいろなグッズを用意しておきましょう。鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、教科書、ノート、絵の具など。
子どもたちは安心します。
「この先生は、忘れ物をしても怒らない」
「にこにこして、貸してくれる」
と、うれしくなります。
おがて「ぼくが悪いのに、先生は、ぼくを責めない。それどころか、フォローしてくれている」と思うようになります。
すると、子どもたちは、だんだん言うことを聞くようになります。
人間は、自分を愛してくれていると思える人の言うことは、よく聞くものだからです。
子どもにあたたかく接しましょう。恋人に接するように。
思っているだけでもだめです。具体的な行動を起こしましょう。
困った子どもに出会ったとき。
困った問題行動を子どもがし始めたとき。
そういうときこそ、その子どもの長所、ただ一点とのみ、つき合いましょう。
これが大事だと思います。
どんな子どもにも、いいところがあります。
その一点とだけ、つき合いましょう。
それだけで、子どもは変わります。
困った子どもに出会ったときのポイントは
(1)まず、受け入れ、包み込もう。
(2)長所のみを見て、接しよう。
(3)受け入れられ、認められると、子どもは変わる。
(杉渕鉄良:1959年東京生まれ、東京都公立小学校教師。「教育の鉄人」と呼ばれる実践家、子どもを伸ばす為に命をかける熱血教師。ユニット授業研究会代表。その実践スタイルは全国の教師、保護者から支持を受ける。2003年夏、日経スペシャル「ガイアの夜明け」に出演。PHP「VOICE」や、経済誌「プレジデント」での教育シリーズに取り上げられ、各方面からの注目も高い。ユニット授業、10マス計算、表現読み、指名なし発言など、子どもの可能性を引き出すため、さまざまな工夫を凝らした教育実践を行っている)
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