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子どもは教師の愛が本当かどうかを悪口・問題行動で何度も試します、どうすればよいのでしょうか

 子どもは、教師の愛情を確認するために、悪口を言ったり、マイナスの行動をとったりします。
 子どもの心を愛で満たそう。
 子どもの心には、コップがあります。
 心に傷を負った子は、コップが逆さまになっています。注いでもらっても、こぼれてしまいます。
 まず、コップの向きを直します。
 そして、心のコップに愛を注ぎましょう。
「いくらやっても、子どもが変わらない」のは、心のコップが愛で満たされていないからです。
 子どもが変わらないのは、心が満たされないからです。
 愛された経験がないので、とまどい、拒否するのです。
 教師の愛が本当かどうかを試します。何度も何度も、試します。
 愛情を確認するために、悪口を言ったり、マイナスの行動をとったりする。
 子どもの否定的な反応は、すべて「お試し」なのです。
 それに教師が乗ってしまうと、振り出しに戻ってしまいます。
 教師は「これ以上、我慢ができない」「限度がある」と思います。
 あなたの努力は、よくわかります。
 しかし、子どもは、何度も何度も、確かめるのです。
 教師の愛情を確認するのです。その愛情が本物かどうか確かめたいからです。
「この人は違う」と、子どもが思うようになるまで、ひたすら愛を注いでください。
 子どもの心が愛で満たされると問題は消えてしまいます。
 子どもを、愛で満たしましょう。
 問題行動を起こす子のほとんどが、心が満たされていません。
 子どもの心のコップを愛で満たしてください。
 愛が満ちると、うそのように問題がなくなります。
 教師は心のプラスの変換機になろう。
 かつて、ある人は、私をいつも励ましてくれました。
 落ち込んで、マイナス思考になる私を、プラスに導いてくれました。
「そんなことないよ。絶対大丈夫だよ」「杉渕さんなら、できるよ」
 私は、あの人に会うと、元気が出ました。生きる力もわいてきました。救われました。とことん落ち込んでいるときも。
 あの人に出会って私は救われた。あの人に出会って、子どもに対する私の見方が変わったのです。
 子どものつらさをプラスに変えてあげよう。
 劣等感のかたまりのような子、落ち込んでいる子を見ます。
 以前の私を思い出します。
 今度は、私が「あの人」になる番です。
「先生、ぼくはできない」
「そんなことはないよ。今できないということは、これからできるようになるということなんだよ」
「ぼくなんて、いないほうがいいんだ」
「そんなことないよ。きみがいないと、このクラスは成り立たないんだ」
「一人ひとりが重要な役割を果たしているんだよ。そのことをきみが知らないだけなんだ」
 教師は、変換器だと思います。
 マイナスをプラスに変換して子どもに返すのです。
 やっているうちに、子どもは変わってきます。
 続けることがポイントです。
 教師は変換器。子どものぐち、マイナスの言葉を受け入れ、プラスの言葉に変えて返そう。
(杉渕鉄良:1959年東京生まれ、東京都公立小学校教師。「教育の鉄人」と呼ばれる実践家、子どもを伸ばす為に命をかける熱血教師。ユニット授業研究会代表。その実践スタイルは全国の教師、保護者から支持を受ける。2003年夏、日経スペシャル「ガイアの夜明け」に出演。PHP「VOICE」や、経済誌「プレジデント」での教育シリーズに取り上げられ、各方面からの注目も高い。ユニット授業、10マス計算、表現読み、指名なし発言など、子どもの可能性を引き出すため、さまざまな工夫を凝らした教育実践を行っている)

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