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いじめ指導の心得とは何か

 一人の人間として、生徒が相談に来たとき「これはいじめなのか?」と考えるのではなく「生徒が困っている、それをどう指導するか」が、発生した問題を解決する出発点になると思います。
 そのとき、教師にとって大切なのは、どのように解決していくか、クラス全体に何を訴えるかを考えることです。教師として子どもに対する指導力をつけることなのです。
 結局、いじめ指導とは日常の生徒指導そのものにすぎません。世間でいう「いじめ問題」がうまくいかないなら、それは日常の生徒指導に熟達していないだけのことです。
 被害にあっている子どもを教師一人で救うには限界がある。教師一人では対応しないというのが、まず第一の指導の条件である。
 巧妙ないじめが多く、複雑で、簡単に解決できない問題が多い。何か問題が起きた時に、すぐに相談でき、一緒に動いてくれる体制が重要です。
 私は、問題が起きたときや、気になることがあったときは、必ず3人の教師に話をするようにしています。
 そうすることによって、いろいろな角度から状況を把握できるからです。
 教師の指導は言葉でしか指導できない。また、一度や二度の指導で、すべてが解決することはない現実を知らねばならない。
 私は、被害者に保護者の前で次のように確認します。
「また、加害生徒や周りの生徒が何かやってきたり、暴力を振るわれたりしたら、必ず保護者、先生、言いやすい大人に言うこと」
「次に、嫌なことや、暴力を振るわれたら警察に被害届を出すこと」
を提案し、約束をさせることです。
 被害生徒をサポートすることが大事です。
「いじめ」という言葉にとらわれず、傷害、恐喝、器物破損などの犯罪行為であるという認識をもち、いじめられている生徒を徹底して守り通すという観点をもつ。
 警察との迅速な連携が問題行動の予防や早期解決につながると思います。
(瀬田川 聡:横浜市立中学校教師、生徒指導専任教師(13年間)、横浜市立小学校副校長)

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