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学級崩壊にならないような説教の仕方とは

 小学校高学年を中心に、いろいろな学校でしんどい状況が残念ですが生まれています。
 いろんな批判があるとは思いますが学級崩壊を防ぐための説教の仕方について私の考え方や方法を次に述べてみたいと思います。
1 押しつ付けてはいけない、きつい押し付けは教師不信のもと
 例えば
「勉強したら将来必ず役にたちます」
「つまらない話でもきちんと聞けるのがいい子です」
「そんなことをしていたらダメな人間になります」
ということを何度も話す教師がいます。
 小学校低学年に対する説教としは効果があるでしょうが、社会の矛盾に気づきはじめている高学年の子どもには通用しないのです。
 子どもも人間として、理想的なことであっても、きつく押し付けられると嫌になります。続けていくと学級崩壊につながっていきます。
2 価値ある話は聞いてもらえる
 本当に「ああ、先生に教えてもらったことが、役に立った」と思ってもらえるような教材を用意したり「聞いてみたら、興味深い話だった」という話をする必要があります。
 特に「これは子どもたちに伝えておきたい」という気持ちが教師にあり、その中身が「子どもたちに共感できるもの」であれば、子どもたちはその価値を分かってくれ、静かに聞いてくれます。
 騒がしくて、本当に腹が立ったときには怒鳴っても良いと思います。
 その後で聞こえてきた話が「価値ある」ものであれば、次のときからは静かに聞いてくれます。
3 I「アイ」メッセージ
 例えば、落ち着きのない6年生を叱る場合
「あんな行動をしたら高学年らしくないと思われるでしょう」
と善悪の判断を他人にまかせるような言い方で言うよりも
「もう少し落ち着いた行動をとった方がよかったと、私は思います」
と「私は」という言葉を入れて、自分の気持ちを話す方が伝わりやすい。
 他の例をあげると
「早く準備をしなさい!」と言うよりも、
「手際よく準備をしてくれると先生は助かるなあ」
と、自分の思いを正直に言ったりする。
 これはアドラー心理学で「アイ、セッセージ」と言います。
 今はこのような言い方ができなくても、気をつけて使うようにしていると、だんだんと自然に身についてきます。
4 YOU「ユー」メッセージ
 相手の立場に立ったメッセージを言ってあげたほうが、子どもたちは「私の気持ちを分かってくれている」と感じてくれて、話を聞いてくれます。
 例えば、 
「雨が降ってプールに入れないなんて嫌だ!」と駄々をこねる子どもに対して
「天候の問題なのだから仕方ないでしょう」と言うよりも、
「そんなにプールを楽しみにしていたのか。今日は残念だね」
「今日に限って雨が降るのかなあ」
「あきらめないと、しかたがないのかなあ」
「でも、予備日っていうのもあるよ」
と言う方が、子どもの気持ちにそった言い方になるでしょう。
 そんな先生のクラスの子どもたちは、元気なままでいることが多いので、がちゃがちゃしているように見えるのですが、先生と楽しく元気に学校生活を送っているに違いありません。
(東垣 淳:兵庫県公立小学校教師。兵庫仮説実験授業研究会)

 

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