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モンスターペアレントとは正確にはどのような意味で、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか

 モンスターペアレントとは、学校や教職員に対して、理不尽で自己中心的な要求を行う保護者のことをいいます。
 親の資質だけでなく、核家族化が進み、親自身も孤立している中で、学校等に対する不信感を募らせているという事情が背景にあるとの指摘もあります。
 正当な権利行使の範囲を超えて、常軌を逸したクレームをする親のことをモンスターペアレントと呼ばれています。
 このようなクレームに対応する教職員が過度のストレスを抱かえてうつ病を患ったりするなど、学校関係者の頭を悩ます重大な問題の一つとなっています。
 モンスターペアレントの具体例としては、次のような要求などが挙げられます。
1 自分の子どもを学園祭の主役にしてほしい。
2 仲が悪い生徒がいるため、クラスを替えてほしい。
3 子どもの成績が一向に上がらないため、担任の先生を替えてほしい。
4 子どもが朝起きられないため、モーニングコールをして起こすか、迎えに来てほしい。
5 志望校に合格しなかったのは学校の責任であるため、支払った授業料を返してほしい。
6 早朝、夜間など時間を問わず毎日のように学校や担任の先生に電話をかける。
7 プライバシーの侵害であるからと、自宅訪問に応じない。
8 面談中に激高し、担任に暴力を振るう。
9 事実無根の内容をインターネット上で公開したりするなどして、学校や担任の先生を誹謗中傷する。
(弁護士法人 飛翔法律事務所著:大阪市)

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