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子どもたち全員が授業に参加するには、挙手指名を捨てればよい

 手を挙げた一部の子どもたちの発言だけで進んでいく授業をする教師はシロウトだと思う。
 言うまでもなく、授業はクラス全員に力をつけるために行われる。
 そのためには、クラス全員、一人残らず確実に授業に参加させなければならない。
 プロ教師は、子どもたち全員を授業に参加させる策略をもたねばならない。
 私も教師になって1年目は、手を挙げさせて発言させていた。しかし、野口芳宏氏の本に出合って、私の授業は大きくかわった。
「発問をしたら、まずノートに書かせる。そして、列指名で発言させる」
 という方法を知ったからだ。本には次のように書かれていた。
「たとえば、ある子どもの発言があったとする。その発言に対して、ノートに
『なるほどなあ、と思ったら〇を書け』
『少しおかしいぞ、と思ったら×を書け』
というように指示するのである。
 こうすることによって、全員がひとり残らず、〇か×かのいずれかをノート書かなければならなくなる。傍観者ではいられなくなるのである」
 若い頃は、たくさんの教育書や教育雑誌を読もう。セミナーにも参加しよう。
 たとえば「教科書〇ページを開いたら、立ちなさい」という指示は、全員参加させるための指示である。
 たとえば「子どもを見る目の必要性を強く訴える」のも、全員参加を保障するためである。

 勉強しない教師が怖いのは、自分の受けた教育だけを頼りに実践をしてしまうことだ。
 子どもたちは、どんどん変わってきている。自分が受けた10年前、20年前の教育がそのまま通用するわけがない。
 私は野口氏に出会って、本当にラッキーだった。私の授業を180度変えてしまうほどの財産を手渡してくださったのだ。野口氏に感謝である。
(中村健一:1970年山口県生まれ、山口県岩国市立小学校教師。授業づくりネットワーク、お笑い教師同盟などに所属。笑いとフォローをいかした教育実践は各方面で高い評価を受けている。 また、若手教師を育てることに力を入れ講演も行っている)

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