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子どもが納得する叱り方は、どのようにすればよいのでしょうか

 お説教では納得しない。
 教師の考えを押し付けたり、一方的なお説教をしたりする指導を続けていても、子どもは過ちを素直に受け入れ、納得して反省することはありません。
 お説教は、常に子どもを「受け身」にすることですから、「また先生の長い話が始まった。早く終わらないかな」と、教師が叱ることを軽んじる危険さえあります。
 叱られることに子どもが納得するためには
「なぜ叱られるのか?」
「どこが悪いのか?」
「なぜダメなのか?」
「どうするべきだったのか?」
「どのように改善すべきなのか?」
といったことを、子ども自身が真剣に考えることで、はじめて可能になります。
 子どもに考えさせることが納得につながります。
 子どもの頭と心をフル回転させるためには、例えば、過ちや不足を「子ども自身にしっかり口に出して言わせる」などの方法を工夫して、子どもがしっかり考えざるを得ない状況に置くような叱り方を心がけるようにしなくてはなりません。
 集団の力を活用する。
 互いに注意し合い、正しい行いを認め合える集団の中でこそ、個々の子どもの成長が保障されます。
 正しい行いを認め、不足を注意し合うことのできるクラスにするために、ある子を叱る時に、クラス全体を意識して、他の子どもの考えを聞いたり、善悪を全員で確認したりできるような叱り方を心がけるようにします。
 集団の力を取り入れることで、子ども一人ひとりが納得して指導を受け入れる素地をつくっていかなくてはなりません。
 いくら厳しくしかっても、子どもが納得していなければ、効果が期待できないどころか、教師を信頼しなくなるおそれがあります。
 納得させることで、素直に指導を受け入れられる子どもに成長します。
(中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校校長。子どもを伸ばすためには、叱り方が大切と「叱り方&学校法律」研究会を立ち上げる。教育関係者主宰の講演会や専門誌での発表が主な活動だったが、最近では、一般向けのセミナーでの講演や、新聞や経済誌にも意見を求められるようになる)

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