授業で教師力をアップするための習慣とは、どのようなものでしょうか
楽しそうに授業をすることは、とても大切です。
教師が楽しそうに授業をしていると、子どもたちも楽しくなります。教師の雰囲気は伝染します。
教師に笑顔がない授業は、子どもにも笑顔がありません。教師に熱がない授業で、子どもが熱を帯びることはありません。
様々なことに「気づく」教師のほうが、授業が上手になります。例えば
「今、〇〇さんが何か言おうとしたな」「ん? 今の言葉は聞き捨てならないぞ」「彼は、さっきから鉛筆が進んでいないな」
子どものサインに気づけるように、教師の意識を高めましょう。子どもに気づけるようになるためには授業記録を書くとよい。例えば
「〇〇さんは今日どうして発表しなかったのかなあ」
と、子どもの名前と行為がすいすい出てくるようになれば、かなり「気づいて」います。
最初は、目立ったことは覚えているのですが、全員の様子は思い浮かびません。「え~っと、何だったけ?」の繰り返しです。
毎日のように記録を書くことで「気づける目」が養われていきます。子どもたちの小さな動きが見える「特別なアンテナ」を手に入れることができるのです。
授業をつくる基準は「あの子」です。
授業は「クラスの中のあの子ども」を見つめたものでなければなりません。
授業は「あの子を追って」、「導入・展開・まとめ」と、つくっていくのです。
ですから
「ここは、ついていけないだろうなあ」「ここをこう変えれば、あの子もできるぞ」
と想像しながら本を読み、研修を受ける習慣を身に付けましょう。
授業のネタは日頃から考えておきます。好奇心を持ち、面白いと思ったことを調べるようにすることをおススメします。
ネタはメモするとよい。私は携帯電話、メモ帳、授業ノートにメモします。
いきなり思いついたときは携帯電話の未送信メールに入力し、月末にパソコンに送信し、月ごとにためていきます。
メモ帳はポケットやカバンに入れてあります。
授業ノートは授業のアイデアや授業展開などを考えます。ここに書き込みます。
いつも授業や子どものことを考えている教師は教育現場で起きる様々なことに対応しやすくなるのです。
仕事を趣味のようにこなしている教師は、日常から「仕事の中の自分の好きな部分」に没頭しています。
授業を向上させるには、授業を語り合う場を持つことは非常に有効です。
先輩や授業論を交わせる同僚がいれば理想的です。相手が一人でもいいのです。
資料を持ち寄り、授業で困っていることについてお互いの意見を聞き合います。
そうすれば授業の意識も高まり、良い授業のイメージも具体的に豊かになっていきます。
自信は人と比べて生まれるものではなく、自分ができなかったことができるようになった時に自信がついてくるものです。
(森川正樹:兵庫県生まれ、兵庫県私立小学校教師。研究教科は国語科。教師塾「あまから」代表、教師の笑顔向上委員会代表、基幹学力研究会幹事、読書会「月の道」主宰)
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