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イチャモンのプロがいて解決できない場合、どうすればよいか

 私は、全国各地からいろんなイチャモンの事例を集めていますが、95%はなんとかなるケースと思います。
 しかし、どうにもならないケースがあるのもたしかです。初めから対決姿勢で言ってくるものもあります。バックに指南役がいるのではないか、と思うケースもあります。
 ごくまれに、イチャモンのプロもいます。いわゆるそのスジの方です。
 私の住んでいるアパートの郵便受けにチラシが入っていました。内容は、
「教育相談、学校、友人関係」「あなたに代わって、あなたのしたいこと、してあげます」「〇〇〇仕置き人」
「匿名で、正確実行、相手に知られず、納期迅速、一週間以内」
と書いてありました。
 こういうプロの世界もあります。1000件あって1件あるかないかのごくまれなケースです。
 私の知り得た情報では、ある学校で、とある先生が謀略的なビラを校区中にまかれて、辞めざるをえない状態に追い込まれた、ということがありました。
 こうしたまったく身に覚えのない謀略ビラなど、背後にプロの存在が感じられたときには、絶対に手を出さないで下さい。手を出すと大変なことになります。
 そこは徹底的にプロに任せるしかありません。それは顧問弁護士です。市町村の顧問弁護士に頼まないと、大変なことになります。
(小野田正利:1955年生まれ、大阪大学教授。専門は教育制度学、学校経営学。「学校現場に元気と活力を!」をスローガンとして、現場に密着した研究活動を展開。学校現場で深刻な問題を取り上げ、多くの共感を呼んでいる)

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