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教師受難のむずかしい時代を生き抜いていくために必要な教師の能力とは何か

 今のようなむずかしい時代に教師生活を長く続けていくためには「弱音を吐く能力」「助けを求める能力」が必要不可欠なものとなりつつあります。
 弱音を吐き、助けを求めることは、教師受難の時代を生き抜いていくための能力の一つなのです。
 助けられ上手な教師は
(1)困っていることを解決するために、同僚や管理職からの助言や援助を求める。
(2)自分が困っているときには、話を聞いてくれる人がほしいと思う。
(3)困っていることを解決するために、自分と一緒に対処してくれる教師を探す。
(4)自分の周りの人に助けられながら、うまくやっていきたいと思う。
 男女別でみると、女性のほうが男性に比べ、助けを求めることへの抵抗が少ないようです。
 助けられ下手な教師は
(1)よほどのことがない限り、人に相談することがない。
(2)なにごとも、同僚や管理職に頼らず、自分で解決したい。
(3)同僚や管理職の助言は、あまり役に立たないと思っている。
(4)援助を求めたら、人はわずらわしく感じるのではないかと、思っている。
(5)自分が困っているとき、同僚や管理職は、そっとしておいてほしい。
 助けられ下手な教師の特徴は、
(1)自尊心の高すぎる人
 経験的にも能力的にも「自分はできる」という自負のある先生が学級経営や保護者対応に行き詰ったとき、プライドが邪魔をして助けを求められないのです。
(2)自尊心の低すぎる人です。
 学級崩壊に陥っている。保護者から攻撃を受けたというとき、これ以上自分のダメなところを見せたら、人から見放されるという怖さがあって相談ができないのです。
 大切なのは、勇気をもって自分の苦しみを打ち明けることです。助けを求めれば、救われるチャンスも得られるのです。
「そうは言っても、助けを求められる人、いないんですよね」と、言う教師は多い。
 でも、ほんとうにいませんか? あなたの周りにほんとうに一人もいないでしょうか。
 実は、同じようなことで悩んでいる教師は、結構いるものです。
 幅広く目を向けて、安心して相談できる相手を見つけましょう。
 周りを広く見渡して、味方になってくれそうな教師を探す習慣をつけること。
 これが、あなたがこの先も教師を続けていくための、大きな助けとなるのです。
(諸富祥彦:1963年生まれ、明治大学教授。専門は臨床心理学、カウンセリング心理学。悩める教師を支える会代表。現場教師の作戦参謀としてアドバイスを教師に与えている)

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