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少しでも満足のいく授業をするための、授業づくりの基礎基本とは

 少しでも満足のいく授業をするためには、日々の授業を振り返り、半歩バージョッンアップした自分で、次の日、授業をする。この繰り返ししかありません。
 授業経験をただの出来事で終わらせないために必要なのは「意識」です。「意識」して授業をすることで、やがて「授業の習慣」を生みます。
 少しでも満足のいく授業づくりの基礎基本とは
1 子どもを大事にする
 授業づくりの大前提は「子どもを大事にする」ということです。
 授業技術は大切ですが、まず「子どもありき」です。子どもを大事にする意識を持ちたいものです。
 授業の技術は「子どもをうまく生かすもの」「よりよく理解させるもの」「子どもが楽しく取り組めるようにする」ものです。
2 授業での教師の第一声を意識する
 授業の第一声は重要です。もし「では授業を始めます」であったとしたら、慣れっこになって、子どものセンサーの針はふれません。
 教師が「この中に入っているものを見たらきっと驚くはずです」と言えば、全員の視線が先生に注がれるはずです。
「これは何と読みますか」と漢字から入るなど、第一声を本時の活動に合わせて無意識に言葉を選んでいる状態になれるように、日々の修業は続きます。
3 授業は笑顔で
 教師の表情は授業をする上で大切です。やはり「笑顔」の先生でなければなりません。「笑顔でない」ことが子どもの心に不安や苦痛を与えているのなら不幸なことです。
4 教師の言葉は知的で温かく
 教師のつかう言葉は、子どもの学習環境になります。教師は知的な言葉や温かい言葉のつかい手でなければなりません。
 立ち振る舞い、言動、服装など全てが子どもたちに見られていると考えて、子どもの前に立ちたいものです。
5 子どもたちが発言しやすい学習環境をつくる
 子どもたちが「発言しやすい」ような学習環境を毎時間つくり出すよう、様々な観点からの指導が必要です。
 授業の導入時には「全員が答えられるような課題」から入ります。「手を挙げやすい課題」から始めましょう。
 たとえば「それでは前回の復習です。この作品の作者は誰でしょう」といった答が確定している課題を投げかけます。
 授業の展開での話し合いは、結論だけでも言えるようにする。
 そのために、賛成か反対か一言でもよいから、ノートに自分の意見を書かせるようにします。次に理由を友だちの話を聞いてからでもよいから書かせます。
 ペアで話し合わせる場合「話したくなるような場面」で振るのが一番効果的です。
6 さまざまな言葉がけを意図的にする
 授業で、子どもたちが「発表する」「聞く」「書く」には、教師の様々な「言葉がけ」をしていくことになります。授業の醍醐味とも言えます。たとえば
「これだけ手が挙がれば、参加者の多い授業だ。いいなあ」
「まだ、手があがりませんね。ではまず、お隣同士話しなさい」
「わからない人、手を挙げなさい。はい、わかる人、手を挙げなさい」
「今、手を挙げている人は挑戦者だなあ」
「次に先生は何を聞くと思いますか?」
「レベルの高いことをきくぞ。かかってきなさい」
「もう、ノートを開けて書き出している人がいる」
7 授業が快適である
 授業がゆったりとしていて、どの子どもたちも快適に授業を受けていることが大切です。
 そのためには、教師がアンテナを張り巡らせていること、何のために授業をしているのかを、きちんと確認しながら授業することで実現していくものなのです。
8 授業中、教師がちょっと立ち止まり、子どもの様子を観察する
 教師が授業中、ちょっと立ち止まる習慣をつけることで、教師の視界は広がります。
「言おうとして言えなかった子どもがいる」「全体的に反応がない」「指示がとおっていないのか」
など、ちょっと我慢して子どもたちの様子を観察してみることで、わかることがあります。
 たとえば、一人の子の発言を他の子と一緒に聞き侵ってみる。発言後のクラス全体の反応を感じる。それから教師が動き話し出すなど。
9 豊かな発想が出る授業
 豊かな発想が出る授業にしたいものです。そうすれば授業は盛り上がります。
 そのためには、教師が様々な布石を打って、子どもたちが「柔らかい心」を持つことが必要になります。
 たとえば「言葉にこだわり辞書引きする」「極端を認める」「自分を出せる・聞いてくれる雰囲気をつくる」「ノートに自分の意見を書く」など、様々な布石と発問から豊かな発想が生み出されます。
(森川正樹:兵庫県生まれ、兵庫県私立小学校教師。研究教科は国語科。教師塾「あまから」代表、教師の笑顔向上委員会代表、基幹学力研究会幹事、読書会「月の道」主宰)

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