教師も子どもも幸せになる授業づくりのポイントとは
1 教師も子どもも幸せになる授業力と自分力
学級がうまくいくかのカギは授業です。授業力のある教師のクラスは崩れません。
授業力は「授業展開」「発問」「板書構成」「ワークシート」「表情や立ち位置」「教師のルール」「ほめ方、叱り方」など多様です。
授業力をつけるには学び続けなければなりません。
その方法は、実際の授業、研究会、先輩からの話、教育書など学ぶ方法はいくらでもあります。
このとき、忘れてはならないのは「子どもから学ぶ」ということです。授業が面白いときは笑顔に、面白くないときは手遊びをする、といった様々な反応をします。
2 自分力
授業力、学級経営力などを育てるのに大切なのは、自分力です。
自分力が弱まっていたり、未熟な状態では、よい授業はできません。子どもたちが笑顔になる学級経営もできません。
自分力を回復し、力をつける方法は、本を読む、飲み会で話す、家族と過ごす、研究会に参加する、休日の過ごし方など、十人十色です。
3 教師になって3年目からが分かれめ
自分のことで手一杯だった2年目、迎えた3年目が分かれめです。
(1)授業力
教師主導の学び:どんな「発問」「説明」で子どもたちを理解させるか。
子ども主体の学び:教師が学んできたことを、子どもたちが主体となって問題を理解し解決していくことに役立てる。
(2)自分力
本や研究会を通じて、人とつながり、人との出会いを広げ、力を蓄える。
人とのつながりが増える分だけ、あなた自身の学びが深まり、子どもの授業での学びが深まります。
あなたの教師人生を幸せにすることでしょう。
4 教師がステップアップするためのポイント
(1)ひろげる
人との出会いをひろげる。学習内容をひろげる。研究や経験をひろげる。
ひろげることは、新しい世界をみること、新たな価値観を得るチャンスになります。
授業の幅をひろげることにもつながることでしょう。
(2)深める
学習内容・過程を深める。研究を深める。
1教科の学習方法を深めるのもいいでしょう。自らのこだわりを深く追求するのもいいでしょう。
教師にとっても、子どもにとっても楽しさにつながることでしょう。
(3)高める
乗り越えなくてはならないカベを高くしてみましょう。
気づき・知識・思考の質を高める。教師仲間とのつながりの質を高める。
それは、教師としての質を高めることになるでしょう。
(4)子どもたちにまかせる
子どもたちの自主性を重んじる。
根拠となるものをしっかり築いた上で、子どもたちにまかせてみましょう。
(5)つなげる
つながることで、喜び、楽しさ、苦しさを分かち合うことができます。
子ども、保護者、地域、同僚などとつながることを大切にすると、その姿勢が伝わるでしょう。
(授業力&学級づくり研究会)
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