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笑いいっぱいの教室にすると学級崩壊の予防になります、どうすれば笑いが起きるのでしょうか

 教師の笑顔は子どもたちを安心させ、教室を安定させます。教師は、いつも笑顔でいることを心がけましょう。
 また、笑いを大切にすることは、学級崩壊の予防になります。
 私は荒れた学校に勤務し、崩壊した学級へのサポートも毎日のように行きました。
 そんな中で、崩壊した学級にはいくつかの共通点があることにきづきました。
「教室が汚い」「動きが遅く何をやっても時間がかかる」「ゲームが成り立たない」などです。
 また「笑いがない」というのがあります。崩壊した学級には、クラスみんなでドッと笑う瞬間がありません。あるのは、妙な薄ら笑いだけです。
 つぎのような、笑いのネタを使って、教室に笑いを起こしてください。笑いいっぱいの教室にすることは、学級崩壊の予防になります。
1 朝イチから笑う
 朝イチから笑って、その日1日を楽しく元気に過ごしたい。朝から笑いの花を咲かせましょう。
 あいさつは、自分から先に元気よく。
 教師が「毎朝、どちらが先にあいさつを元気にできるか勝負しよう」とふっかけ、子どもたちとあいさつ勝負をしましょう。
 隠れて、いきなりあいさつをすると、子どもたちは驚き、朝から笑顔になります。子どもたちも不意打ちあいさつをすれば、教師は「うぎゃー、やられたぁ」と大げさにアクションをする。
 子どもたちと一緒に隠れて、後から来る子にあいさつをするのも楽しい。
 朝のあいさつに一言ツッコミを加えましょう。たとえば、猛ダッシュで来た子に「今の距離だけで世界新記録が出たぞ!」と。ツッコまれた子は、思わず笑顔になる。
 黒板に子どもたちが登校する前にアンケートを書いておくだけで、子どもたちの会話が弾む。
 例えば「嵐の中で好きなのは誰?」と書いておくと、教室に入ってきた子は、アンケートの答えを考え、友だちが来たら、話し始める。朝の会でアンケートの答えと理由を紹介しあうと盛り上がる。
 黒板に「二択の問題」書いて置く。
 例えば「落ちていて拾うならどっち? A:1万円が当たっている宝くじ、B:当たりがわからない宝くじ100枚」。子どもたちは黒板のどちらかの選択肢にネームプレートを貼る。
 朝の会で、選んだ理由をペアトークする。ネットを参考にすると面白いネタがたくさん出てくる。
2 授業だからこそ笑う
 授業時間が楽しいかどうか、子どもたちにとっては死活問題です。
 授業だからこそ、笑いましょう。子どもたちにとって、学校を楽しい場所にしましょう。
(1)指し棒が選べる
 授業で前に出て発表する子に「指し棒が選べます」と言う。例えば「割りばし」「孫の手」「ハリーポッターの杖」を出し選ばせると、意外な指し棒に子どもたちは笑顔になります。
「つまようじ」「針」も楽しい。子どもたちは「見えません」とツッコミながら笑顔になる。
(2)文章問題の登場人物を変える
 教科書やドリルに載っている文章問題。なかなかやる気になりません。
 子どもたちにとって身近な人物を登場させ、文章問題を楽しみながら取り組めるようにしましょう。
 例えば「あきらくんは、家から駅まで3km歩きました」とあった時、教師は「さんまさんは、家から駅まで3km歩きました」と名前を変えて読む。
 子どもたちは「さんまさんじゃないし」とツッコみながらも笑顔になる。
 教師は「さんまさんは、分速何mで歩いたでしょう?」と、最後まで「さんまさん」と名前を変えたまま出題する。
 他にも、教師、クラスの子、芸能人、マンガのキャラクターなどの名前に変えるとよい。
(3)コーラス音読
 高音と低音で絶妙なハーモニーで音読すれば、みんな笑顔になります。
 クラスの座席の右半分の子を高音、左半分の子を低音の担当にする。
 教師が右手を挙げたら、高音の担当が精一杯、音読すると、笑いが起きる。
 教師が左手を挙げたら、低音の担当が、思いきり低音で音読すると、笑いが起きる。
 最後は、教師が両手を挙げると、高音と低音が音読して、絶妙なハーモニーになり、子どもたちは爆笑する。
(4)だるまさんがころんだ
 教師は板書した後、いきなり「だるまさんがころんだ」と言って、ふり返る。
 子どもたちは動きを止める。動いた子がいたら、教師が「はい、動いた!」と言って、その子を指名する。
 楽しく子どもたちを集中させることができます。
「ノートがない人、当-てる」「きょ-科書ない人、し-名(めい)」と、楽しく注意することもできる。
 子どもたちは先生が次に何を言うか、集中して話を聞くようになる。
(5)先生の指まね
 教室がざわざわしている時、教師の「指まね」をさせましょう。「うるさい」と怒鳴らなくても、子どもたちを静かにさせることができます。
 教室がざわざわしている時、教師は「先生のマネをします」と言う。
 教師は人差し指を1本だして、手を高く挙げる。気づいた子どもたちは、マネをする。
 指を2本にしたり、4本にしたり、ランダムに本数を変える。すると、マネをする子どもたちが、どんどん増えてくる。
 8割ぐらいがマネをし始めたら、2本指にして「カトちゃんペ」のポーズをすると、子どもたちもマネして笑顔。
 最後に、1本にして「シー(黙って)のポーズ。子どもたちは口を閉じる。
 5本指で「アイーン」、OKの形を頬に当てて「たこ焼き」など、バリエーションがあると飽きない。
(中村健一:1970年山口県生まれ、山口県岩国市立小学校教師。授業づくりネットワーク、お笑い教師同盟などに所属。笑いとフォローをいかした教育実践は各方面で高い評価を受けている。 また、若手教師を育てることに力を入れ講演も行っている)

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