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教えること、学ぶこととは、どのようなことなのか

 教えることの基本は、教える人が自ら学ぶ人でなければ、学ぶ子どもに応えられないし、学ぶ力を育てることはできない。
 学びは、一人ひとりが、世界とかかわり、働きかけ、自らを形成し、育てることである。
 知識は、ただ多く貯め込んでも価値は乏しい。学んだ人間が自分にとっての意味をつかみ、それによって世界を見たり、つかんだり、かかわったりできることが大切である。
 教育は、学ぶ人との関係の中で、教える人が自覚的に変えていくことが必要である。
 教える人は、教育的発想だけでなく、学びの側からの視点・発想を併せ持つことは、きわめて大事である。
 遊ぶ、真似る、倣うという生活の中の行為が、学ぶ、知る、覚えることに直結しています。
 幼児や子どもたちは、少なくとも目に見える、耳に聞こえる、手でさわれるような具体的なものは、教わらなくても知っていくのです。
 子どもたちは、自分で知ったことのほうが、はるかに身についていくし、楽しいのです。そうやって、自分の世界をつくり、広げていきます。
 他者に働きかけ、他者から働きかけられるという生活的な豊かな経験が根底にあって、聞く・話すことを身につけ、さらに読む、書くことへと進みます。
 海や川、山の自然の中で遊び、自然とふれあうことは、人(社会)とのふれあいと共に、その人の価値の土台にもなります。
 自然そのものは「教え」たりはしませんが、読み取ろうとする人に対しては、たくさんのメッセージを発しています。
 子どもたちは、そうした生活の中のさまざまな「学び」の成果を蓄えています。
 そのことを忘れてはいけない。教える人は、子どもたちを受け身に立たせて疑問を感じない人であってはならないのです。
 子どもにとって、身の周りにあるすべてのモノや人が新しい出会いであり、それらを知ることで自分の世界が広がっていくのですから、うれしくないはずはありません。
 また「自分だけ」の力でやりたいと願うとともに、自分だけで「できるかどうか」を思案して、考えたり、判断し、選択し、決意したりしているのです。
 学ぶということは、こうしたプロセスを不可欠に伴っていて子どもも例外ではないのです。
 実は、どれほど年をとっても、新しい知見と出会いはあり、広がる喜びやたのしみはあるのです。
 学ぶということは、さまざまなモノやできごとを知り、自らの内に置き続けることなのです。
(国民教育文化総合研究所) 

 

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