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ルールに関する子どもの質問は個人的に回答せず、学級で確認することで指導に一貫性が生まれ、徹底できる

 ルールに関する子どもの質問は、その場で、その子と個人的に回答するだけで終えてしまうことは避けなくてはなりません。
 後で、他の子どもが同じ類の質問をしてきた時に、回答に一貫性を欠いてしまう危険があるからです。
 例えば、ある子どもの赤ペンを許可した後で、別の子どもの赤・青・緑の三色ペンを注意した場合、必ず子どもは「おかしい」と不満をもちます。
 ルールの確認は、必ずクラス全体に向けて、その都度行うことで、指導の一貫性を保障することになります。
 子どもは、さまざまな場面で自分の主張を通そうと、教師を悩ますようなグレーゾーンを突いてきます。
 その時「今回だけだよ」などと、あやふやな対応をしてしまったら、たいへんです。別の子どもが尋ねてきた時に禁止すれば「あの子だけ、ひいきだ!」と、不満を抱かせてしまいます。
 場当たり的な対応は、子どもに不信感をあたえ、学級を崩壊させることにつながります。
 担任一人では判断できないような場合は「他の先生と相談します」と、一時預かりをするなど、無責任な回答をしないように気をつけましょう。
 子どもからの問いかけは、学級全体でルールを確認するためのチャンスです。
 学級全員に確認することで、指導が徹底されることになります。
「あなたのおかけで、学級のみんなで確認できたよ」と質問してきた子どもに感謝すると、その子の不平不満も和らげることができ、人間関係も良好になります。
(中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校校長。子どもを伸ばすためには、叱り方が大切と「叱り方&学校法律」研究会を立ち上げる。教育関係者主宰の講演会や専門誌での発表が主な活動だったが、最近では、一般向けのセミナーでの講演や、新聞や経済誌にも意見を求められるようになる)

 

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