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今、教師が言ったことを聞いていない子どもがいる、どう指導すれば聞くようになるのか

 今、教師が言ったことなのに、話を聞いていない子どもがいる。どうすればよいのでしょうか。
 例えば、教師が「遠足の時には、紅白の帽子をかぶっていきますよ」という話をした直後のことです。
 A子が「質問があります」と手を挙げ「先生、紅白帽子はかぶっていきますか?」と真顔で質問しました。
 この質問が教師の逆鱗に触れました。
「Aさん。今言ったばかりです! 聞いてなかったんですね」
 こういったことが日常茶飯事にある子どもを、
(1)愛すべきキャラ
 聞いたばかりのことを真顔で質問するなんて、これはもう愛すべきキャラで、チャームポイントと考えよう。
(2)自分の世界がある
 話を聞いていない時には、自分の空想の世界に入っていることがある。想像力をもっているとも言える。
(3)聞き流すのが得意
 ちょっと嫌なことを言われても、気づかないので傷つかずに済む。
と、ネガティブな行動をこう考えてポジティブにとらえ、次のような対応をとるとよい。
1 笑顔で対応 
 話を聞いていないと、叱り続けていては、教師とAさんとの関係が悪くなります。そして、それを見ている周りの友だちとAさんとの関係も悪くなってしまいます。
 だから、基本は「言ったよ」と笑顔で応えます。ずっこけるリアクションをしてもいいでしょう。
 すると、まわりの子どもたちも「しょうがないなあ」と思ってくれます。愛すべきキャラにします。
2 聞いている時を見逃さない
 話を聞いていないことが多いA子さんでも、どんな時でも100%聞いていないということではありません。
 聞いているとき「A子さん、今、先生が言ったことを言ってみて」と笑顔で言います。
 これを繰り返し、本人にも周りの子どもたちにも、A子さんが話を聞けるようになってきたということをアピールします。暗示のような効果があります。
3 聞かざるを得ない状況を作る
 教師が、
「今、先生が言ったことをペアで確認します」
「列の右側の人が、左側の人に先生が言ったことを言いましょう」
「左側の人は、合っているかどうか聞いてあげましょう」
 このような指示を授業のところどころに入れて、聞かざるを得ない状況をつくります。
(飯村友和:1977年千葉県生まれ、千葉県公立小学校教師。子どもたちが安心して学び、自らを高めようとする学級づくりを研究。全国各地で、模擬授業や学級づくりの講座を披露している。教師と子どもとの距離を縮める多数のネタやそれを支える考え方、子どもと教材との楽しい出会わせ方には定評がある)

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