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保護者を味方につける方法とは何か

 保護者を味方につけるには、子どもに力をつけること、そして子どもが力をつけていく過程を子どもの事実で保護者に知らせることである。
 保護者を味方につける方法は次の3点だ。
1 子どもに信頼される
2 子どもに力をつける
3 自分の教育実践に保護者を巻き込んでしまう
 子どもが担任を信頼し、子どもに力がついていることが分かれば、保護者は教師を信頼しないわけがない。
 教師の仕事は子どもに力をつけること。保護者は子どもに力がつくことで教師に対する見方を変えるようになる。
 子どもが力をつけていく過程を、子どもの事実で知らせていくこと。これが保護者を味方につける方法だし、保護者と教師の確固たる結束を作ることになる。
 学級通信を発行し、その内容のほとんどを授業報告と子どもの事実を書いた。保護者が読めば読むほど、いつのまにか、そのやり方に賛同するようになったという。
 さらに1週間にわたって授業を公開し、保護者にみてもらった。
 保護者の授業参観では、授業中に後ろに並んでいる保護者を指名した。参観している人にも緊張感や当事者性を持たせようというねらいがあった。
 すると、そのうち授業参観中に指名されるということがどの保護者にも分かってくる。できれば指名されたくないと思う保護者もいる。
 授業中、子どもたちが討論していて、そろそろ指名されるころかなと思い、教室を出ようとする保護者に向って「逃げられませんよ」と呼びかけ、
「今の討論について、どう思いますか」と問いかけ、話をさせてから「どうぞ」と教室を出て行ってもらった。
 保護者とケンカをしてから仲良しになるというのが通例であった。とことん言い合って理解するというやり方をしていた。
 だから、理解し合うまでは非難もあれば中傷もあった。
 なかには、とんでもない保護者がいるのは事実で、どうしようもない場合もある。その場合は、担任一人で悩まないで、周りの教師や管理職に相談すべきである。
(大森 修:元新潟市立小学校校長)

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