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ケンカが起き、保護者から「手を出した子は許せません」と担任に苦情があった、どう対応すればよいのでしょうか

 手を出すようなケンカが発生しました。保護者から、
 「うちの子が何をしたというのですか」
 「すぐに手を出し、暴力に訴える子は許せません」
 「どうしてなのか、親も一緒に説明してください」
 「学校で起きたことなので、担任が責任をもって対応してください」
 と苦情が担任に寄せられました。どうすればよいのでしょうか。
 保護者からの苦情に対しては、つぎの姿勢を第一歩として踏み出すようにしましょう。
 ケンカをした事実にもとづいて「手を出したことへの間違い」を徹底させ、要因を伝えなくてはなりません。
 「両者の言い分を聞いて、後日、お話します」では迅速な対応にはなりません。
 その場での臨機応変な対応が求められていることを認識しましょう。
 スピード感をもって判断することが対応の第一歩です。 
 担任として「手を出すようなケンカは許されない」という強い思いで、暴力に毅然とした態度で対応していることが伝われば、保護者は納得して受話器を置くことになるでしょう。
 ケンカが発生したときの対応の仕方を教師が身に付けていないと、対応に時間がかかってしまいます。
 ケンカが起きた場合、基本的には、次のような対応をしましょう。
1 当事者から話をよく聞く。
2 自分たちで解決の道筋を考えさせる。
3 暴力否定を前提とする。
4 単にケンカ両成敗としない。
5 お互いに嫌な思いをしたことを実感させる。
6 保護者には原因と解決の方向性を伝える。
7 保護者にもよきアドバイザーとなってもらう。
8 二度と起こさないよう約束させる。
9 大人が子どもを見守り、守っている姿を子どもに伝える。
 ケンカをした後の嫌な思いや、つらい経験を思い出させ、お互いにどうあればよいかを考えさせることで、
 「自分が嫌だなと思うことを、人にはしない」という原則をしっかり指導しなければなりません。
 保護者の立場も理解したうえで、最後は大人が見守る姿勢を崩すことなく、子どもたち自らで解決の道筋をつくり上げていく努力をさせるようにしましょう。
(釼持 勉:東京都公立高校・小学校教師、教育庁、小学校長、帝京大学教授を経て、帝京科学大学教授)

 

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