ワークシートを作成し、授業で活用するとき、どのようなことに留意すればよいか
授業展開のどの部分で、何のために使うのかをしっかりと考えてください。その上で、目的に合わせたワークシートを作成します。
ワークシートを使用する目的を明確にしましょう。たとえば、
(1)子どもたちの技能面での差が大きく、個別に指導する時間をとりたい。
全員がする基本問題と、速くできた子どもが挑戦する問題を入れたワークシートがよいでしょう。
速くできた子どもが挑戦問題を解いている間に、個別指導をすることができます。
(2)学習課題に対して、一人ひとりがじっくり取り組む時間をとり、その上で多様な考え方を出させたい。
子ども一人ひとりが自分の考えを書くスペースと友だちの考えを書くスペース、さらに、友だちの考えを受けて深まった自分の考えを書くスペースなどを入れるようにするとよいでしょう。
さらに、学年の発達段階を考え、スペースの取り方や分量についても配慮が必要になります。
ノート使用との関係からも考えておく必要があります。ノートですむことなら、ワークシートはいりません。
授業を学習指導案通りに進めたい、時間を短縮したい、板書をしないですむ、といった意味が込められて、授業をスムーズに進めるためにワークシートを使用するのであれば使用しないほうがよいでしょう。
(梅沢 実:帝京大学教授)
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