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教師は素敵な仕事です、教師は子どもと共に歩みながら一緒に成長するものです

 初任地であった中学校に講演の講師として呼ばれた時に、久しぶりに中学校勤務時代の教え子に会いました。
 控え室に、わざわざあいさつに訪れてくれたのです。
 熱意だけで突っ走った新任教師と、おてんば女子中学生との会話が、時を超えて始まりました。
 あの時の恥ずかして失敗や苦い思い出も、笑顔に消されていきます。
 しばらく談笑し、別れ際に、ふと自分の予想をはるかに超えた子どもたちの成長を見たとき、これこそが教師の喜びなのだと感じたのです。
 だからこそ、教師はやめられないのです。
 私が担任した子どもたちは、社会の中でそれぞれに活躍しています。
 そして、その教え子たちがいま私の大学で学んでいます。
 私が初めて担任したある卒業生は、いま母となって、私が行う大学での行事に家族で参加してくれます。
 その子どもたちの相手をしているのが、私の教えている学生たちなのです。
 その姿を見ながら、一緒に昔を思い出します。彼女は
「先生はいい加減だったよね、授業もいつも立ち往生していたね」と、
 からかってきますが、本当にそうだったのですから反論できません。
 新規採用だった私は、彼女に助けられたように思いますが、それでも私を信頼し、いい歳になってもついてきてくれます。
 教師になってよかったと思う瞬間です。
 確かに、その頃の自分はしっかりした教師ではなかったように思います。
 その後、幾多の失敗を重ねながら、いまの私があるとすれば、教師は子どもと共に歩みながら、一緒に成長するものだと確信します。
 教師に関心のある人、教師をめざしている人、ぜひ教師になってください。
 教師は素敵な仕事です。
「教師の喜びって何でしょうか」と何人かの教師に聞いてみると、様々な回答が得られました。
 例えば、「授業中に『わかった! できた!』と言って子どもたちが大喜びしたときだ」と答える教師。
 また、「これまで問題児と言われていた子どもが、ある日、友人たちに優しい行動をとっている姿を見たとき」と言う教師。
 やはり子どもの「変容」や「成長」がキーワードであるようです。
 教師は子どもとともに歩むという職種だけに、学習面や生活面でいい影響を与え、それを契機に子どもが成長してくれれば、それこそが教師にとっての達成感であり、成就感なのです。
(阪根健二 1954年神戸生まれ、香川県公立中学校教師、指導主事、教頭、香川大学助教授を経て鳴門教育大学教授。専門は学校危機管理,生徒指導)

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