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学級づくりで担任が学級で話をするとき、どのように話せばよいか、そのポイントとは

 学級づくりで、担任が学級の子どもたちに向けて話すとき、どのように話せばよいのでしょうか、そのさいのポイントは、
(1)何を訴えたいのか明確にしておく
「何を訴えたい」のか、「学級集団をどのように変容させたい」のかを明らかにしておくことが最も大切です。
(2)話を組み立てておく
 思いつきで話すのではなく、何を話すのか「原稿を準備」し、「話を組み立てておく」ことが重要です。
(3)タイミングを逸しない
 担任として「今、ここで、この話をしておくべき」であるという「タイミング」を計り、それを逸しないことです。
 話の前に「今日、君たちに話したい話があります」と、言ってから話し始める等の工夫を考えてください。
(4)一人ひとりを見て語りかける
 話をしている担任に注がれる子どもたちの視線は、学級の子ども人数分あります。
 担任は、子どもたち「一人ひとりの視線に応える」ことが必要です。
 視線をS字形に移動するなど、学級全体を見渡す努力が必要です。
(5)キーワードを板書する、学級通信に載せるなどして話す
「話のキーワードや、数値等を板書する」などの工夫をして話します。
 また、話材を学級通信に載せ、「学級通信を配布し読み上げる」ことで、文字からも子どもたちにインプットできます。
「学級通信に載せる」ことで、家庭で話題になることも期待できますから、その後の指導にも役立ちます。
(6)余韻を残す
 話が終わった後に「余韻を残す」と、内容が心に残ります。数秒間がよいでしょう。
 話を終えた後には、別の話をしないようにします。
(熊谷茂樹:埼玉県公立中学校長)

 

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