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「変わりたい」と切に願った瞬間、眠っていた良い遺伝子が目を覚す

「変わりたいと切に願った瞬間に、眠っていた遺伝子が活性化する」とは、新しい遺伝子が目覚めることであり、それまで活発だった遺伝子が影を潜めることに他ならない。
 子どもの頃はおとなしくて目立たなかった子が、大人になって有名になったということはよくあるし、その逆もしかりである。
 村上和雄は言う、
「ある環境に巡り合うと、それまで眠っていた遺伝子が『待ってました』と活発にはたらき出すことがあり、そういうとき人は変わることができる」と。
「新しいものにふれることは、OFFになっていたよい遺伝子を目覚めさせる絶好の機会」なのだそうだ。
 なるほど、「中学生デビュー」や「高校生デビュー」というものがあるのもうなずける。
 人間の能力を抑える最大の阻害因子は、マイナス的なものの考え方です。
 生き方の鍵を握っているのが「ものの考え方」だということです。
 マイナス発想は好ましくない遺伝子を働かせる可能性があります。
 感動で涙をこぼすと、人は良い気持ちになります。良い遺伝子が働くからです。
 人間の遺伝子の中には、代々の祖先だけでなく、過去何十億年にわたって進化してきた過程の記憶や能力が入っている可能性があります。
 極端に言えば一人の人間の遺伝子に人類全ての可能性が宿っています。
 だから優れた親は、パッとしない自分の子どもを見てガッカリしてはいけないのです。
 実際に働いている遺伝子は5~10%に過ぎません。つまり人間の持つ潜在能力はとてつもなく大きいのです。
 パッとしないのは遺伝子がONになっていないだけ。いつどこでどんな才能に火がつくかわかりません。
 遺伝子の働きは、それを取り巻く環境や外からの刺激によっても変わってきます。
 ある環境にめぐり合うと、それまで眠っていた遺伝子が「待ってました」と活発に働き出すことがあります。そういうとき、人は変わることができます。
 行き詰まりを感じている時、環境を変えてみるとよいようです。
 動くと人は伸びます。新しいものに触れることは、OFFになっていた良い遺伝子を目覚めさせる絶好の機会です。
 40年近い研究生活の結論として「人の思いが遺伝子の働き(オン・オフ)を変えることができる」と村上氏は確信するようになりました。
 昔から「病は気から」という言い方があります。
 心の持ち方一つで、人間は健康を損ねたり、また病気に打ち勝ったりするという意味ですが、村上氏の考えではそれこそ遺伝子が関係しているということなのです。
 つまり、心で何をどう考えているかが遺伝子の働きに影響を与え、病気になったり健康になったりします。
 心を入れ替えると心の変化により、今まで眠っていた遺伝子が活性化します。
 阻害因子を取り除けば人間の能力は百倍も千倍も発揮できます。
 悪い遺伝子をOFFにし、良い遺伝子をONにする方法として、どんな境遇や条件を抱えた人にでもできるのは、「心の持ち方」をプラス発想することです。
 自分にとって不利な状況の時こそ、プラス発想が必要なのです。
 プラス発想をする時、私たちの体はしばしば遺伝子がONになるのです。
 どんなにマイナスに感じられる局面でも、結果をプラスに考えるのが、遺伝子コントロールのためには何よりも大切なことなのです。
 また、感動、喜び、笑い、などによっていきいきワクワクすれば、眠っている遺伝子の目を覚まさせることができると村上は確信しています。
 遺伝子をONにするもう一つの方法は、ギブ・アンド・ギブの実践であると村上氏はいいます。
 人間関係の基本はギブ・アンド・テイクと一般には考えられていますが、でも心構えとしてはギブ・アンド・ギブが正解なのです。
 遺伝子をONにもっていきたいのなら、ギブ・アンド・ギブの方がはるかに効果的です。
 本当に大きなテイクは天から降ってくる。そういうテイクをとりたいのなら、ギブ・アンド・ギブでいくべきです。ギブ・アンド・ギブでやっている人の周りには人が集まってきます。
(村上和雄:1936年奈良県生まれ、DNA解明の世界的権威、筑波大学名誉教授)

 

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