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よい言葉は、よい人間関係を育む

 東京都杉並区天沼中学校長藤川 章が国語科の川原龍介先生と共に作り上げた「言霊(ことだま)百選」を通して、生徒をはじめ地域の皆さんにまでつながりが広がっています。
 ことだま百選は、古今和歌集の仮名序からはじまり、奥のほそ道、円周率、寿限無、草枕、雨ニモ負ケズetc...そして日本国憲法前文まで、覚えてほしい100の名文からできています。
 ことだま百選は、生徒の十年後、二十年後の人生が豊かになるよう願いを込めて、やがて世界へ羽ばたいていっても通用する「教養」が身につくようつくられたものです。
 先人たちの素晴らしい知恵や感性を、暗唱することで身体に染みこませ、豊かな人間を育てます。
 言葉はすべてのコミュニケーションの基盤です。
 コミュニケーションは、全ての人間関係の基盤になります。
 学校で良い友達関係をつくろうとしたら良いコミュニケーションが必要です。
 そのためには、良い言葉が絶対欠かせないのです。
 自分や周囲の人たちが幸せになるためには良い言葉を積極的に使うということです。
 この「言霊百選」には、人生を豊かにする教養とともにそんな友達関係を大切にしようという願いも込められています。
 言霊百選が出版にいたる迄のいきさつは、以前から取り組んできた「人生を豊かにする言葉」について、国語科の川原先生に話したのがきっかけです。
 先生の呼びかけで理科、数学、社会、英語、音楽と学校全体が総力を挙げて知識と教養を身に付けられるように、ぜひとも覚えてもらいたい文章を選び「言霊百選」は出来ました。 
 これにより天沼中学校で天沼検定が始まり、新聞に取り上げられたのがきっかけで2014年に講談社より出版(注)されることとなったのです。
 天沼検定は、まず、すらすらと読めるようになるまで音読します。
 暗唱できるようになったら検定期間(4月~5月、10月~11月の計35日間)に、先生や地域の大人で構成された検定委員の前で元気よく暗唱します。
 間違えなく暗唱できたら合格となり、『名人』の称号がもらえます。
 25年度に2名、26年度は8名なので後半でまた名人が誕生するはずです。
 天沼検定から生徒や私たちが学ぶことは、古今東西の名文・名句を暗唱することで言葉が身体に染みこみ、豊かな人間を育てます。
 文章を暗唱することで知らず知らずに教養が身に付き、お互いの信頼が深まり、生徒一人一人が自信と誇りを持って地域活動の輪を広げています。
 これにより生徒たちに仲間意識や、一体感が生まれ、「いじめNO中学サミット」が杉並区全体に広がっています。
 これから成長していく過程において「言霊百選」が生徒たちの心の糧となってくれると信じています。
 学校で良い友達関係をつくろうとしたら良いコミュニケーションが必要です。そのためには、良い言葉が絶対欠かせないのです。
 自分や周囲の人たちが幸せになるためには良い言葉を積極的に使うということです。
 この「言霊百選」には、人生を豊かにする教養とともにそんな友達関係を大切にしようという願いも込められています。
(注)本の情報「ことだま百選」東京都杉並区立天沼中学校編、2014年発売、定価 : 本体900円(税別)、ISBN 978-4-06-218866-1、A5、130ページ。
(藤川章:東京都杉並区立天沼中学校長。民間企業に4年間勤務した教師に、力で対決する生徒指導に限界を感じ国分康孝と出会い師事。構成的グループエンカウンターを、学級経営や学習指導に生かす試みを続け「育てるカウンセリング」を生かすことが自分の使命であると考えている)

 

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