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教職員が一体となって危機管理に取り組むには、どうすればよいか

 危機管理においては、教職員の共通理解と行動が重要な条件となる。
(1)事前にしておくこと
 何が問題になるかを教職員に知らせておくことから始めたい。
 他で発生した危機を報道などを通して情報収集し、自分の学校にあてはめて十分検討しておく。
 また、そこでの結果を知らせ、危機状態にならないための工夫をしておく。
(2)起きてしまったときの対応
 最初の一手を即座に打つこと。
 特に連携系統の確保が欠かせない。
 また、説明責任が伴う。この対応は子ども中心である。
 保身に走らないほうが傷は少ないと考えるべきである。
 全教職員がそういった意識で動くよう理念の共有がポイントである。
(3)日常的な配慮も重要
 教師としてのルーチンワークを再確認しておきたい。
 日常の人間関係はどうか、互いに信頼し合える職場かどうかも重要な視点なのである。
 危機状況で動ける学校の基本はここにある。
(阪根健二:1954年神戸市生まれ、香川県公立中学校教頭、指導主事、鳴門教育大学教授を経て特命教授。 研究内容は学校教育学(危機管理、教職論、生徒指導))

 

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