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読み・書き・計算の基礎学習は脳を活性化する

 川島隆太教授は「脳とこころの関係をつきとめる」という研究をずっとやってきました。
 そして、読み・書き・計算の脳活動は特異的に脳が活性化するという事実を見つけました。
 また、私たちが運動するとき、最大の筋力を発揮するには、準備運動をすべきだということが、運動生理学からわかっています。 
 脳をたくさん働かせるには、脳をウォーミングアップさせたあとだと、より多く働くのではないかと考えたのです。
 実験の結果、2分間の計算や音読で、記憶力や認知力が10%から25%も増加したのです。
 計算は速く行わせることが脳をより活性化することがわかっているので、計算を速く行わせることが重要です。
 つまり、単純計算の反復練習と、それの復習が脳を活性化するということになりますが、これは陰山英男先生が兵庫県山口小学校で行われた実践の結果と一致します。
 音読で脳は活性化します。声を出して文字を読むことが、われわれの脳によいということです。
 その際、何を読ませるかは問題ではありません。
 やさしすぎるところよりも少しだけ難しいところ、テストでいうと80点ぐらいしかとれないような場合に、一番チャレンジしたいという気持ちをもつことができます。
 脳はそれぐらいのほうが活性化が強まり、集中力も増します。ですから、そこをねらってやるのがすごくよいやり方だと思います。
 読むスピードと脳の関係を調べてみました。
 黙読のスピードが速いほど「ものを見る」後頭葉が活性化し、音読のスピードが速くなると、後頭葉のほかに両側の前頭前野の活性度も増加することがわかりました。
 難しい文章をじっくりと読むよりも、やさしい文章をすらすらとよどみなく読むほうがよいのです。
(川島隆太:1959年生まれ、東北大学教授を経て東北大学加齢医学研究所 所長)

 

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