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授業に必要なのは子どもたちに「やってよかったな」「新しいものが見えた」という想いをもたせること

 授業に必要なのは、子どもたちに「やってよかったな」「新しいものが見えた」という想いをもたせることと細水保宏先生はつぎのように述べています。
 授業づくりでは、まず「ねらい」をどうするかを考えなくてはいけません。
 ねらいは簡潔で構いません。たとえば「今日は、三角形の面積の出し方を考えさせたい」とかで十分です。
 そして、次は授業の「起・承・転・結」をどう組み立てるかを考えるのです。
 私は「結」から考えます。つまり、子どもたちが「なるほど!」と思う場面です。
 「なるほど!」がないと、子どもたちは授業を楽しめません。
 おもしろいと思ったところをどう広げるかで「なるほど」は変わります。
 「なるほど」を際立たせれば、授業に感動がうまれます。
 授業で必要なのは、子どもたちに「やってよかったな」「新しいものが見えた」という想いをもたせること。ですから、最初に「結」を考えるのです。
 次は「起」を考えます。「なるほど!」を引き出すための「起」を考えます。
 子どもたちが「あれ?」と思う場面です。子どもたちがやりたくなる、考えたくなる「あれ?」をどう引き出すのかを考えるのです。
 「はてな?」を出すタイミングのパターンが増えれば、授業の幅が広がります。
 次に「転」を考えます。授業に感動やおもしろさを演出するための「ふりかけ」を考えるのです。
 「ふりかけ」は「転」の扱いで、大きく変わります。「転」をよく練ることができれば、感動やおもしろさは倍増するはずです。
 授業づくりの参考になるのは、やはりほかの教師の授業を見ることです。
 ほかの教師の授業を見るよさは、授業者が考えた「はてな?」と「なるほど!」を「自分だったらもっとおもしろくできる」「おもしろくするには、どうすべきか?」と考えることができることです。
 よい授業を見れば見るほど、その上をめざすことができる。その結果、自分の授業レベルも上がります。
 授業をつくる視点と見る視点は、「学習のねらい」「ねらいに迫るための子どもの動き」「子どもの動きを引き出すための手だて」です。
 多くの授業は、やりたいことが多いせいか、「ふぅん」や「へぇ」でまとまりがちです。
 でも、「はてな?」が明白で、「なるほど」でストンと落とすことができれば、教室は「おぉ」となります。
 私もそういう授業にするのは難しいと実感していますが、でも、子どもたちにはできるだけ「なるほど!」と言わせたいなあ、と思いながら励んでいます。
(細水保宏:1954年生まれ、横浜市立小学校教師、筑波大学附属小学校教師、同副校長を経て、明星大学客員教授兼明星学苑教育支援室長、明星小学校長。全国算数授業研究会元会長、ガウスの会会長。全国各地の小学校で授業や講演)

 

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