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子どもが「我慢する」ことや「あいさつ」ができません、どうすればよいのでしょうか

 買い物などに行く前に「約束する」のは、我慢の覚悟づくりをすることです。
 そして、叱りつけて我慢させるのではなく、理由をきちんと話して我慢させます。
 頭ごなしに「だめ」ではなく、ほしい気持ちをまずはわかってあげましょう。
 例えば、
 「そうか、これもほしいんだね。ほしい気持ちはよーくわかったよ」
 「いいよって言ってあげたいけど、いいよって言ったらママも約束破りになってしまうから、ママも我慢しよう!」
 「○○ちゃんにも約束破りになってほしくないよ! 我慢できるかな?」
 というように・・・・・。
 子どもとってさまざまな感情を体験することは、子どもの成長に必要なことなのです。
 楽しい体験、寂しい体験、悲しい体験、悔しい体験などが、強い心、優しい心を育てます。
 「子どもの言うがまま」になっているほうが、親は楽なのかもしれません。
 しかし、「子どもの言うがまま」になっていては、大切な経験ができません。
 子どもに我慢させるには、親も強くならないと。
 我慢できる気持ちは急には育たないのです。
 あいさつで大切なことは、気持ちの伝え合いができることです。
 形式的な言葉や態度を求めず、まずは家庭内で気楽に、楽しくあいさつをできるようにしてみましょう。
 子どもに言う前に、まず、お父さんお母さん、保護者の方同士が毎朝あいさつをしているところを見せるところからですね。
 子どもへのよい手本になります。
 また、自分の気持ちや思いが相手に通じ、反応が返ってくると大人も子どもも満足し、積極的になれるものです。
 子どもからの呼びかけには応えるようにしましょう。
 思いのキャッチボールの中から子どものあいさつ心が育っていくと思います。
 家庭内でのあいさつが楽しくできるようになると、除々にご近所の人や親せきの人の声かけにも応じられようになります。
(田邊光子:名古屋市立の中学校・小学校教諭及び幼稚園長 愛知県・名古屋市教育委員会指導主事、名古屋芸術大学を経て名古屋芸術大学名誉教授)

 

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