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そうじは子どもたちにどう指導すればよいのでしょうか

 そうじの指導をしているつもりでも「そこをきれいにしておいてね」などの言葉だけで、あとのフォローを怠っていませんか。
 子どもたちは言葉だけでは理解できない点も多いものです。
 教師が具体的な手本を示しながら指導することが大切です。
 例えば、
(1)そうじの具体的な手順を教えよう(窓開け、ほうき、雑巾、・・・)
(2)先生が実際に手本を示そう
 道具(ほうき、雑巾の絞り方など)の使い方を具体的な方法や姿勢を示していますか。
 そして、子どもたちの取り組みをきちんと評価してあげましょう。
 上手にそうじできている子を手本としてほめていますか。
「ここが汚い」という所は目に付きやすく、どうしてもそちらにばかり気をとられがちです。
 しかし、きれいにしてくれたことへの感謝の気持ちを表したり、「きれいになったね」のひと言を伝えることがそうじへの意欲につながるのです。
 鉛筆1本でも大切にするなど、個人の物や公共物の大切さを伝えていますか。
 教室のごみを増やさない工夫に気付かせていますか。
 みんなで協力するよさを感じさせましょう。
(相原貴史:公立及び国立大学附属小学校教師(30年勤務)を経て相模女子大学教授。専門は国語科教育学)

 

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