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なぜ児童虐待が増えるのか

 親の子どもへの虐待が増えているのは間違いない。
 過保護の家庭が増えていると同時に、子育てに無関心な親、子どもが嫌いな親というのも多くいる。
 たとえば、朝食を食べてこない子どもというのは、年々増え続けています。
 この食べない子というのは、食べさせてもらえないのです。
 親が育児に関心を失ってしまっているんです。
 これがいわゆる虐待、暴力への出発点だと思います。
 育児に関心をなくしてしまう理由はゴロゴロあるという。
 出来ちゃった婚で両親が共に若い場合には、まだまだ遊びたい盛り。
 子どもが小学校に入れたころには、もう育児に飽き飽きしている。
 するとろくに面倒を見なくなる。朝早く起きるのは面倒くさい。
 離婚も増えて、低学年の子どもはクラスで4、5人いますからね。
 離婚すれば、たいてい母親が引き取ることになり、忙しく子どもにあまり時間がかけられない。
 いまどきの親は「がんばればなんでもできる」なんて夢のある子どもの育て方をしていませんからね。
 子どもに学歴を期待しない家庭も少なくない。
「親に、お前はバカで勉強ができないといわれたことがあるか?」とアンケートすると、半分くらいはそんな経験があると答えた。
 子どもは傷つきます。精神的な暴力。
 こういう子が素直にまっすぐ育つなんてかんがえられますか?
 こういう子どもが、やがて口答えをする反抗的な子どもになり、親は暴力で応じる。
 今の子どもたちには閉塞感が漂っているのを教室で教師は実感できるという。
(「ザ・小学校教師 別冊宝島」)

 

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