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吉田松陰のことば

1 宿命は天命と受けいれると、恐れることはない
 宿命は、人間の力や智恵が及ぶものではない。だから、この原因は天にまかせるしかない。
 宿命はいわば天命ともいうべきものである。天命であるからには、それは全て天にまかせ、人間は一途に人として踏み行うべき道を守ればよい。
 生死、困窮、栄達などを素直に受けいれ、わが身の分に応じて正しく生きておれば、何も驚くことはなく、恐れることもない。
2 人と交わる道
 人と交際する際には、相手に対して怨み怒るようなことがあれば、遠慮なく自分の信ずるところを、まごころをもって指摘し、いましめ諭すべきである。
 立派な人の心は空のようなものである。
 雷のように怒りを発することもあるが、それが終われば、再び雲ひとつない青空のようである。その気持ちを心の中に残す、ということはない。
3 人を従わせるのは難しい
 人の生き方を改めさせて、自分の生き方に従わせるのが難しいのは、私が決して人の生き方に従うことができないのと一緒である。
4 立派な人はきざしを見てすぐ行動を起こす
 心ある立派な人は、事のきざしを見て、正しいか、正しくないか、また、時がちょうどよいかすぐ見抜き、すぐに行動を起こし、一日たりともぐずぐずしていない。
5 人が集まる生き方
 自分の尺度のみで他人を批判しない。
 一つの失敗だけで、その人のすべてを駄目だといって見捨てない。
 その人の長所を取り上げ、短所は見ないようにする。
 心中を察して、結果を見ないようにする。
 このような気持ちで生きれば、どこへ行こうとも人が集まってくる。
6 大きな仕事をなしとげる人
 昔より大きな仕事を成しとげる人は、おだやかで人と争わず、ゆったりとして物静かである。
7 志を立てる方法
 志を立てる方法は、特に優れた、会い難い人物に接することにある。
 やる気を起こす方法は、有名な山や川などを巡り歩くことにある。
 心ある立派な人が物事を行うときには、意気込みがどのような状態にあるかだけによる。
8 松下村塾の目標
 困難にくじけない強い意志があって、自分の信じる主義・主張などを堅く守りとおし、正しいことを行う人物となることが、松下村塾の最も目指していることである。
 いたずらに書物を読んでいるだけではない。
9 気持ちの会わない人に対し寛容の心をもつ
 多くの人がいると、おのずと気持ちの合わない者もいるだろう。
 これは、たいてい私心である個人的な感情より起こることである。
 お互いに心を広く持ち、人の言動を受け入れ、他の者の欠点などをきびしく責めないように気を配ることが大切である。
10 人生は永遠に朽ちないことを一つなせば十分である
 人生は極めて短いものであり、夢まぼろしのようなものである。
 そしりを受けることも、ほめられることも一瞬である。
 栄えることも衰えることも瞬時である。
 はかない人生である中で、一つだけでいい、永遠に朽ちない事柄をなし遂げられれば十分である。
11 人はまごころをもつのみ
 人はただ、まごころをもつだけである。まごころは愛すべきであり、敬うべきである。
12 人を大きく育てるには
 人を大きく育てるには、不思議なこと、普通と違うこと、自分を恥ずかしく思うようなこと、喜ぶようなこと、などを見聞きさせることが一番である。
 あたりまえの平凡なことは、新しい経験とはなるでしょうが、それで新たに志しを立て、励むにはたりません。
(吉田松陰 1830~1859年 山口県萩 松本村生まれ、10歳で藩主毛利敬親の前で山鹿流兵学を講じた。藩校明倫館の教授、江戸で佐久間象山に学び改革に目覚める。松下村塾で高杉晋作や久坂玄瑞など育てた。老中暗殺などを策したとして斬首刑に処せられた)

 

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