教師に求められる資質とは何か
教師に求められる資質とは何か、梶田叡一はつぎのように述べています。
1 人間として成熟していること
開かれた柔軟な人格を持ち、自分を受け入れることができて自信を持ち安定感がある。
人間的な暖かさと協調性を持つ。
社会的常識と強い責任感がある。
2 子どもと信頼関係が築けること
子どもと遊んだり、雑談することに喜びを感じ、子どもの気持ちや感情を察知し、子どもと心のつながりを持つ方法を身につけている。
3 教育に対する使命感と情熱にあふれている
4 授業の指導力がある
教科の専門的な知識と授業の指導方法に深い理解を持ち、子どものつまずきの対応や子どもの成長をはかることができる。
5 子ども集団を指導する力と信頼をえることができる
指導が公平で、力の強い子どもに引きずられない。
集団の動きや子ども一人ひとりの状況を把握できると共に集団に対する指示が的確で規律正しく活動させることができる。
また子どもたちに熱気と活気を与え、気持ちをひとつの方向に集中させる力がある。
6 常に成長し続ける
常に学び続け成長し、人間としての生き方あり方についても学ぶ姿勢を持つ。
(梶田叡一:1941年生まれ、国立教育研究所研究員、京都大学教授、兵庫教育大学学長等を歴任し、奈良学園大学長)
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