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いじめ防止の指導、いじめを生まない学級づくり

 人間は、まわりの人に認められ受けいれられて、安心して生活ができます。
「みんなの役立ち、みんなに受け入れられている」
「私を必要とする場があり、仲間がいる」
「自分も仲間を大事にし、受け入れている」
 という実感づくりが必要です。
 一人ひとりの違いを認め合い、一人ひとりの子どもが持ち味を発揮し、協力しあう学級生活を生み出していくことです。
 学級で一人ひとりが響き合ってはじめて、子どもたちは存在の意義を実感できます。
「人間は一人ひとり違う。違っているから値打ちがある」
「違っている人が集まっているから、素晴らしいものが生まれる」
 ということを常に語り、違っていることを恐れたり、排除しない学級を築きたい。
 弱い子どもに温かい視線をおくり、言葉をかける教師に子どもたちは学びます。
 担任は「あなたたちの味方だよ」と絶えず語り、実行しなければなりません。
 そうでないと、心を開いて相談にくるようにはなりません。
 子どもたちは、家庭の事情やさまざまなことで悩んだり、苦しんだりしています。
 こういう思いにそっと寄りそう、子どもたちの心に届く言葉が大きな力を生みます。
 いじめを生まない学級づくりをするには、
(1) 異なるよさを認め合う
 みんなが同じ必要はない。
 異なる人間の、異なるよさを認め合う学級づくりをめざす。
 異なっていることの価値を説明し、異質な意見を述べ合う中で、よい考えが生まれることを体験させる。
 そのためには、どんな意見や考えも、大事に受けとめる姿勢の確立に全力を注ぐ。
 そうすることによって、開放的な学級になります。
(2) 間違えることは大切
 間違えると笑われる。この恐怖をなくさないと、活発な学習活動はできません。
 学習はわからないことを学ぶのですから、間違えるのは当然です。
 間違えた考えや答えから正解が生まれ、新しいものが生まれてきます。
 間違うことがあたりまえになるようにします。
 こういう体験や学級づくりがいじめを生まないために大切です。
(石丸 淳:元中学校教師・小学校校長・愛媛県総合教育センター部長)

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