教室で地震から子どもを守るにはどうすればよいか
地震発生と同時に教室は、大きく揺れる。
落下物等から身を守るため頭を体に丸め机の下に潜らせる。
同時に防災ずきんやヘルメットを子どもたちに着用させ、教師も着用する。
常に子どもたちを大きな声で指示し、励まし続ける。
緊急放送で、身の安全を図る指示を繰り返し出す。
初期の揺れが収まると直ちに、教室の出入り口の戸をしっかり開き誘導する。
そして校庭(雨天時は体育館、海の近くで津波の恐れがある場合は高台・上層階に避難させる)等の安全な場所に避難する。
その際、窓際、倒壊物、落下のおそれのある物から離れ避難するようにする。
笛やメガホンを使い、子どもたちを指示し励ます。
避難したら、すぐに人員点呼をして安全の確認を行う。
未確認の子がいたら、複数の教師で捜査を行う。そして心身の状況を把握する。
救護班による急患・けがの子どもたちの応急手当をする。
本部の指示により、学校体育館等の第2次避難場所に子どもたちを誘導する。
保護者に引き取りの連絡をする。引き取りが困難な場合は、保護体制をとる。
(寺尾 央:元小学校長、玉川大学講師)
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