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学習意欲を持っていない子どもたちを相手に授業するために、やむにやまれぬプリント学習

 学習意欲を持っていない子どもたちを相手に授業するにはどのようにすればよいのでしょうか。
 教科書や筆記用具を机にださず、教師の説明は聞かず、隣とおしゃべりしたり、携帯電話をさわっていたり、立ち歩き教室から出ていこうとするものもいる。
 教師は授業どころではありません。
 話すのをやめさせ、音楽を聴くイヤホンをはずさせ、教室から出て行くのを止めたり、隣の教室の授業を妨げないようにするのにかなりのエネルギーがいります。
 授業を成立させるためには、結局は、意欲のない子どもをなだめすかして、授業だからしかたがないと思わせるようにする。
 意欲のある子どもには、わたしのために授業をやってくれていると思わせるようにするといったことが考えられる。
 そのために教師がよく使う方法としてプリント学習があります。
 配布したプリントの空白(虫くい)の部分を埋めさせていくものです。
 パソコンの普及で教師は簡単に作成できます。
 プリント学習は、プリントを配布し、子どもたちに教科書を開かせて、虫くい部分を埋める語句を見つけさせて、空白部分を埋めていきます。
 そのとき教師は子どもたちにヒントを言ったり、黒板に板書したりして補助します。
 まともに授業ができないので、学習意欲のある子どもにも、意欲のない子どもにもある程度満足のいく授業にするために、やむをえずプリント学習を行ないます。
 多くの教師は、子どもたちの瞳が輝くような、内容が充実した授業をしたいと思っています。
 しかし、その願いを子どもたちは聞き入れてくれません。そのための対処法のひとつとしてプリント学習にたよらざるをえないのです。
(千代多 勝:1946年生まれ、40年間、高校教師)

 

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