乱暴な子ども、キレる子どもは、どのように叱ればよいか
子どもの直観はするどい。教師のことばや表情から教師の心を感じ取る。
子どもが好きで成長を願うから叱るという思いがないと教師が叱っても子どもには伝わらない。
子どもを信用し、子どもの人間性ではなく子どもの行いを叱るようにする。
叱ったあと、教師は笑顔になり、なにごともなかったように子どもに接するようにする。
叱ったあとのフォローも大切である。
叱ったあとも子どもに声をかけ、子どもを見守るようにする。叱ったあとにほめられたりすると子どもは成長したと感じる。
子どもを叱るとき不公平を感じさせないように、日ごろから全ての子どものよさを見つめるように心がける。
なぜ叱るのか、その理由を子どもに説明し理解させて、子どもとの信頼関係をつくることが必要である。
どのようなときに叱るかを子どもに伝えておき、叱る基準を設けて叱る指導に一貫性をもたせる。
人間は失敗したときに叱られ、反省することによって、よりよき人間に成長していくものだということを子どもに説明しておくことが大切である。
叱るときは、毅然として、感情的にならず、真剣に、ゆとりをもって冷静に叱る。くどくどと長い説教は、子どもをうんざりとさせ、やる気をなくさせる。
叱ったあと、どのようなおこないをしたか確認する。
今後どのようにすればよいか、また同じことをしたとき、どう責任を取るかを考えさせるようにする。
1 乱暴な子ども
すぐに暴力をふるう子どもは、言葉で言い表すことができないから、手がでてしまうことが多い。
言葉で言い表すことができるよう、なぜ腹をたてたか子どもから気持ちをきくことが大切である。
そして、どうすれば暴力をふるわずにすんだかを考えさせる。
乱暴な子どもを見るときは、ふだんから良いところを見つけることが大切である。
2 キレる子ども
キレて暴れている子どもにとってはまわりの人間はすべて敵として暴力をふるう。
暴れ感情が高まっている状態を落ち着かせるため、名前を呼び、体をそっとなでてあける。
少し落ち着いたら椅子に座らしてさすってあげる。
気分が落ち着くまで、しばらく一人にしておく。
落ち着いたあと、どのようことをしていたか教え、自分を振り返らせる必要がある。
キレやすい子どもをふだんからよく観察し、けんかや言い合いのときに、そろそろあぶないなと感じたら声をかけ、その場を離れさせるように訓練しておく。
(中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校教師を経て、奈良市立小学校校長。「子どもを伸ばすためには、叱り方が大切」と「叱り方研究会」を立ち上げ、講演会、セミナーを行う)
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