教師の話を聞く子どもにするよう、ふだんの授業でこころがけていることとは
長瀬拓也は「おもしろい授業を」と考え、教師になったが、うまくいかなかった。子どもたちは大きな声で叱っても話を聞いてくれなかった。
教師が話せば子どもは話を聞くだろうと思うのは甘い。話しを聞く子どもに育てなければなりません。
そのためには、しっかり相手の目を見る子ども、見る姿勢がよい子どもや、じっくりと耳をすませて話をきく子どもを、どんどんほめていくようにします。
話を聞いている子どもをほめることで、子どもたちに聞くことは大切であるという意識を高め、子どもたちの体を聞くことができる体に育てていきます。
ふだんの授業がスムーズにできるようにするために、長瀬はつぎのように実践しています。
授業は子どもたちが聞いてくれないと進めることができません。聞いてくれるために、「しっかり相手の目を見ている子ども」
「姿勢がよい子ども」
「耳をすませて静かに話を聴いている子ども」
をほめます。
つぎに、みんなで協力することを徹底させます。
自分だけでなく、班やクラス全体のことを思って助け合って学習する意識をもたせようとします。
また、教科書の読み方、ノートの書き方、話し合いの時の言葉使いなど具体的なルールを徹底します。
細かな学習のルールを守ることが、自分や仲間の学習にプラスとなるということをしっかりと意識させます。
このような指導をするときに大切なことは、怖い顔でなく、守るまで笑顔で言い続けることです。
そしてこれを継続していくことが重要です。継続して守らせる厳しい教師になろうと長瀬は努力しています。
さらに、子どもたちに授業の見通しをもたせるようにします。次に何をするのか分かれば子どもは安心して授業に入りやすくなります。
長瀬は教室に授業の流れを掲示します。
学習課題に取り組むときは、活動ごとに番号をつけ、視覚的に分かるようにします。
指示・発問・説明は分かりやすくはっきり伝えるようにこころがけています。
立ち歩いてもよい時間をつくり、あと何分座っていれば立ってよい時間になるかをクッキングタイマーで知らせます。
立ってよい時間帯には自分が調べたことを仲間と交流したり、ノートを写してもよいことにしています。
また、子どもと人間関係をつくることが大切です。
まず、笑顔です。
毎日、にこやかな表情で子どもを迎え入れるようにします。
笑いがあれば楽しい授業になり、好意や信頼感を子どもたちからえられます。
また、ちょっとした声かけを意識して行います。
叱るときは、どんなことをしたら叱られるか、基準を明確にしておくようにしています。
(長瀬拓也:1981年岐阜県生まれ、横浜市立小学校、岐阜県公立中学校・小学校を経て同志社小学校教師。専門は、学級組織論、教育方法学、社会科教育。授業づくりネットワーク理事)
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