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子どもが「きまりを守らないとき」「同じ失敗をくりかえすとき」の叱り方とは

 きまりは学校生活を楽しく円滑に送ることができるように決められている。
 子どもに「何でこれをしてはいけないのですか」と聞かれたときに「こうだからです」と明確に答えられるようにしておく必要がある。
1 子どもが「きまりを守らない」とき
(1)気づいたときにすぐ対応する
(2)本人だけでなく、学級全員の子どもに考えさせ確認する
(3)自分のしたことを自分の口で言わせる
(4)きまりがあることがわかっているのに、守らなかったことを認めさせる
(5)今後の行動について考えさせる
(6)つぎに同じ過ちをしたときの責任の取り方を言わせる
2 子どもが「同じ失敗をくりかえす」とき
「またか、いいかげんにしなさい。反省してるのか」
 といような叱り方をしていると、子どもは自信をなくす。
「どうせ私なんか」と思うようになり、失敗しないでおこうという気持ちをなくしてしまう恐れがある。
注意したあと、
「この次は忘れないように。きみならだいじょうぶ。期待している」
 と信じて、見放さないように叱る。
(中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校教師を経て、奈良市立小学校校長。「子どもを伸ばすためには、叱り方が大切」と「叱り方研究会」を立ち上げ、講演会、セミナーを行う)

 

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