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教師に反発し挑発する子どもは、どのように指導すればよいか

 叱れば叱るほど挑発してくる子どもがいる。
 ほうっておくと仲間を増やし、教師と子どもが対立し学級が崩壊するおそれがでてくる。
 挑発してきたら、教師は挑発に乗らずあくまで冷静に笑みをうかべるぐらいの余裕を見せて話をする。
 挑発する子どもに興奮して、教師が同じレベルにおちいらないようにする。
 挑発する子を叱るときは、その子一人だけを特別に叱るのではなく、他の子どもと一緒に叱るようにする。
 周りの子どもへの注意は、その子どもへの注意である。
 周りの子どもが反省すれば反抗しにくくなる。
 教師に敵対心を抱く子どもは学級から浮くことをとても恐れるからである。
 教師と敵対的な子どもがいる学級は、学級の子どもたちと教師との関係をとくに親密に保って信頼関係を築くようにすることが大切である。
 そして、学級の子どもたちが叱られたときに反省して向上しようとする学級集団に育てるように工夫をかさねるようにする。
(中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校教師を経て、奈良市立小学校校長。「子どもを伸ばすためには、叱り方が大切」と「叱り方研究会」を立ち上げ、講演会、セミナーを行う)

 

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