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教師の話し方のわざを磨くにはどうすればよいか

 子どもたちに話をするときは、結論から述べることが原則です。例えば、
「今日はすばらしいことが三つありました。一つ目は・・・・・、二つ目は・・・・」
 と、数を明確にすることで、聞く側にとって話が集約され、聞きやすくなるのです。
 話の中に「○○○」の会話文や音、数を多く取り入れて話すことで、聞く人をぐっと引きつけることができます。
 子どもたちに指示を出したり、発問するときには語尾は弱めるように話したいものです。例えば、
「書きなさい」の「なさい」
 は、弱めます。
 語尾を強めると命令的になり、子どもへの支配性を強めていきます。
 特に主になる発問を言うときには、間を取って、子どもたちの顔を見渡しながら、ゆっくりと語尾を弱めながら話していきます。
 その他、「表情のつけ方」、「簡潔で明瞭な話し方」など教師であり続ける限り、そのわざを磨き続けていくことが必要です。
 日頃から気になっていることは、教師のしゃべりすぎです。
 学級が崩れてくると、教師の注意が増え、教師の話が長くなっていきます。
 言葉によって子どもたちを支配しようとすると、服従させるか、反抗を生み出していき、教師と子どもたちの関係を断ち切っていきます。
 授業でも教師と子どもの話す割合は、理想的には三対七にできるのが望ましい形と思います。
 目につくのは、例えば、
 教師が子どもの発言「2たす3は5」を、教師の発言「あ、2たす3は5」と復唱することです。
 教師が復唱するために、子どもが子どもの話を聞こうとしなくなります。
 私の場合、子どもが発言したら接続詞を入れて、
「なるほど、ほかには」
「他の言い方では」
 と言うと、子どもたちがどんどんつないでいってくれます。
 子どもたちが話をつないでいくため、友だちの話を聞く必要があります。
 子どもが子どもに説明することで、相互関係をつくっていくのです。
 そうすることで教師の言葉は削られていきます。
 また、子どもがおしゃべりしているとき、私は「ストップ」と書いたカードをサッと出す。
 子どもは耳で聞くより、目で見る方がずっと効果があります。
「やかましい」「静かに」
 と、口をすっぱくして言う言葉が削られます。
(斎藤 修:1953年福島県生まれ、元千葉県公立小学校教師、全国生活指導研究協議会常任委員)

 

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