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子どもたちのトラブルを予防するために、子どもたちにどのように学習させればよいか

 学校教育では、これまで子どもたちに「トラブル」に対応する力をどのようにつけていくか、といった学習領域はなかった。
 子どもたちがトラブルを解決する力は、自然に身につくものとされてきた。
 教師の目に触れるトラブルが発生したときだけに対応してきた。
 日本より早くから深刻な状況に陥っていた米国では、対症療法ではない、予防教育(情動・社会性学習)が推進されてきています。
 笹口浩子は不快なことが偶然起きたとき、どのようにすればよいかを小学校低学年の子どもたちに、つぎのように学習させている。
1 子どもたちに、偶然の出来事の具体的な例を見せる
(1) 偶然の出来事を実際に行って見せる
(2) DVDで観察する
 相手の様子、顔の表情、事前事後の行動、周りの様子などさまざまな観点からくり返し観察する。
(3) 判断基準を養う視点を育てる
 さまざまな事例を知ることにより、「わざと」か「たまたま」かの判断基準を高める。
2 対応について練習をする
(1) 偶然の出来事を起こす
 ロール・プレイングで偶然、相手に不快な思いをさせるようなことをする。
(ロール・プレイングとは、実際の場面を想定し、複数の人がそれぞれ役を演じ、適切に対応できるようにする学習方法)
(2) 気持ちを発表させる
 双方の子どもたちの気持ちを話させる。
 双方の子どもたちの気持ちが高まってトラブルが起こりうることも理解させる。
3 対応のやり方を練習する
(1)どのような言葉や態度がよいのか具体的に行って見せる。
(2)感情が高ぶっているときは、気持ちを落ち着かせる方法を学習する。
(3)双方の役を入れ替わって練習を重ねる。
 いろいろな立場の気持ちを理解することができる。
(笹口浩子:福岡県公立小学校教師)

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