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ほほえみや笑顔は、相手の心を癒し、不思議と問題が解決することがある

 渡辺和子はシスターといっても、いつも心が平穏であるはずがありません。心ない人の言葉や態度に傷つきます。
 思うようにいかない物事に心をさわがせ、身体の不調で笑顔がむつかしいことがあります。
 渡辺は管理職という立場にいることもあって、人前では明るくふるまい、笑顔でいるように心がけています。
 暗い顔をして、他の人まで暗くする権利はないと自分に言いきかせています。
 渡辺にとって、笑顔で生きることに意味を与えられたのは、「ほほえみ」という詩との出会いでした。

詩「ほほえみ」
「もしあなたが、誰かに期待したほほえみが得られなかったなら」
「不愉快になる代わりに」
「あなたの方から ほほえみかけてごらんなさい」
「ほほえみを忘れた人ほど」
「それを必要とする人は いないのだから」

 それは、ほほえむことのできない人への愛の笑顔である。
 と同時に、相手の出方に左右されることなく、渡辺の人生を笑顔で生きるという、主体性の表れとしての笑顔へと変わってゆきました。
 この転換は、渡辺に二つの発見をもたらしてくれました。
(1)物事がうまくいかないときに、笑顔でいると、不思議に問題が解決することがあるということです。
(2)自分自身との戦いの末に身についたほほえみには、他人の心を癒す力があるということです。
 とってつけたような笑顔でなく、職業的スマイルでもなく、苦しみという土壌に咲いたほほえみは、ほほえまれた相手にとっては、心が豊かになるのです。
(渡辺和子: 1927年-2016年、北海道生まれ、ノートルダム清心学園理事長、キリスト教カトリック修道女)

 

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