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授業を妨害する子どもにどう対応すればよいか

 テンポの良い授業は子どもの妨害が入り込む余地がきわめて少ない。
 リズムとテンポの良い授業にするというのも一つのポイントである。
 福山憲市は授業を妨害する子どもに、つぎのように対応している。
1 おしゃべりで授業妨害する子ども
(1)直接的に注意する
 はっきり「今はしゃべるときではありません」などと、言うことだ。
 はっきり言うことを恐れてはいけない。
 うるさく騒いで授業ができない状態になる前であれば、優しく言うことができる。
 もちろん、誉めることを忘れてはいけない。「さすがですね。一度言われて、すっと止める人は、すごい人です。ありがとう」
(2)話をはぐらかし、かわす
 しゃべっている子は、しゃべりたいのだ。
 そこで、授業に生かすように子どもにしゃべらせるのである。
 こちらの路線に乗せればいいのだ。そして、うんと誉める。
「○○くん、いいおしゃべりしているなあ。それじゃ、もっとつっこんで聞くよ」と子どもに質問する。
 子どもが答えると「やっぱり、いいこと言うなあ。またいい考えが浮かんだら頼むよ」
 しゃべることで誉めてもられる。これが続くことで態度が少しずつ変わっていくのである。
2 妨害行動する子ども
 勝手に席を離れたり、机にある物を触って遊ぶような子どもにどう対応するか。
(1)他の子どもを巻き込みながら、はっきり注意する
教師「みんな、いま立っていい時かなあ?」
子ども「いけませーん」
教師「いまは、何をする時ですか?」
子ども「メモする時です」
教師「いま、立っていなかった人? えらいなあ。それじゃあ、立っていた人?」
 子どもが数名立つ。ここで、はっきり言う。
教師「つぎ、絶対に気をつけるという人だけ、座りなさい」子どもが座る。
 それを教師が気合いをいれて誉めるのである。
 その後、子どもが立たずに頑張っている姿を見たら、うんと誉める。ほとんどの子どもはこれで変わる。
(2)妨害行動を記録しておき、他の教職員に相談する
 あまりにも乱暴な子どもがいたら、様子を細かく記録しておく。
 ADHDの可能性もあるので技術があっても対応できないことがある。
 他の教職員の目を通して、対応策を考えることも大切だ。
(福山憲市:1960年山口県生まれ、山口県下関市立小学校教師。特別支援学級担任、教務主任・算数専科・初任研指導教諭など多くの立場を経験。学力向上推進教員・教育力向上教員として、授業力・学級経営力の向上指導にあたる。サークル「ミスを活かす子ども達を育てる研究会」「教師の勉強の場・ふくの会」を組織し、全国の仲間と実践の交流をし続けている)

 

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